スタートアップのための資金調達方法とは?種類・メリット・デメリットなど解説!

2023.02.18

資金調達

スタートアップのための資金調達方法とは?種類・メリット・デメリットなど解説!

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スタートアップ企業で資金調達をする方法はさまざまですが、自社に合った内容を選ばなければ、投資を受けたあとトラブルが発生する可能性があります。そこで本記事では、資金調達の方法や種類、メリット・デメリットを解説します。

スタートアップで資金調達するには?

スタートアップ企業を立ち上げたが、事業投資に回す資金が足りていない方も多いのではないでしょうか。

資金調達は、スタートアップ企業において重要な要素の1つです。

スタートアップ企業は、資金調達が難しい傾向にあります。

しかし、2021年国内におけるスタートアップ企業の資金調達額は、2020年と比べると46%増加の7,801億円(1月25日時点)と言われています。

いままでと比べると、スタートアップ企業でも資金調達が行いやすい傾向に変わりつつあるのが日本の現状です。

そこで本記事では、スタートアップ企業における資金調達の重要性や種類、調達方法などを解説します。

スタートアップでの資金調達の重要性

スタートアップ企業で資金調達がなぜ大事なのか、それは新しく立ち上げる事業に投資をするためです。

事業で売上を伸ばすには、以下の費用に投資が必要です。

  • 人材の確保
  • 広告費
  • 設備や学びへの投資

もちろん事業によって必要な資金額や投資先は異なります。

しかし、スタートアップ企業の場合、自己資金だけでは投資額が足りないケースが多いです。

そのため、事業を伸ばすためには資金調達が重要であると言えるでしょう。

資金調達が必要な理由

資金調達は、扱う商材によって必要の有無が異なります。

たとえば、原価がかからない事業であれば、あまり資金調達の必要性はありません。

しかし、原価が高く自己資金が破産してしまう場合は、資金調達が必要です。

自己資金が底をついてしまうと、事業を継続するどころか倒産する恐れが考えられます。

そのため、事業を継続させるだけでなく、自身の生活を守るためにも、資金調達は必要だと言えるでしょう。

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スタートアップ企業で資金調達をしたいと考えている企業様に関する主な課題は、

  • スタートアップ企業で資金が足りない
  • 資金調達したいがやり方がわからない
  • 資金調達先が見つからない

の3点です。

スタートアップ企業にとって資金調達は重要なことですが、資金調達のやり方がわからない、資金調達先が見つからないという企業様が多くみられます。

上記の課題を解決してくれるのが「ソーシング・ブラザーズ」です。

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スタートアップの資金調達の種類

ここからは、資金調達をする際、どんな種類があるのか解説します。

資金調達の種類は以下のとおりです。

  • アセットファイナンス
  • デッドファイナンス
  • エクイティファイナンス

資金調達の種類を理解しているか否かでは、手段の選択に関わるため、必ず確認しましょう。

アセットファイナンス

アセットファイナンスとは、企業(経営者)が保有している有形または無形の資産を資金化する方法です。

資金調達でアセットファイナンスを活用するには、将来的にキャッシュになる権利を持たなければいけません。

たとえば、不動産を担保とした銀行融資や売掛債権、保険・株式の金融資産などが挙げられます。

将来的にキャッシュフローを生む資産であれば、基本的にはすべてアセットファイナンスの対象です。

資金調達でアセットファイナンスを検討しているスタートアップ企業の方は、将来的なキャッシュフローを意識しましょう。

デットファイナンス

デッドファイナンスとは、銀行からの借入や債券発行などの負債による資金調達方法です。

資金調達でデッドファイナンスを活用する場合、銀行からの融資が一般的ですが、日本政策金融公庫の公的金融機関や自治体の制度融資、友人や家族など借入先が豊富です。

また、資金調達による利息は税務上の損金として扱われるため、税金対策にも活用できます。

一方、資金調達は借りたお金になるため、自己資本に納める借入金の比率が多い状態が継続すると、信用力の低下に繋がるので注意しましょう。

エクイティファイナンス

エクイティファイナンスとは、株式交付と引き換えに出資を受け資金調達する方法です。

資金調達でエクイティファイナンスを活用すると、自己資本に充てられるため、財務がよく見えます。

ただし、株式を出資者に保有されるので、出資分のリターンを求められるケースが多いです。

スタートアップにおすすめの資金調達方法

続いては、スタートアップ企業におすすめの資金調達を解説します。

おすすめの資金調達は以下のとおりです。

  • 融資・借入
  • 出資
  • 補助金・助成金
  • クラウドファンディング
  • ファクタリング
  • マッチングサービス

資金調達の方法を知らないと、大きく損をする可能性も考えられます。

また、資金調達の方法を知れば選択の幅が広がるので、理解しておくとさまざまな場面で有効活用できます。

融資・借入

資金調達の中でも実施するケースが多いのは融資・借入です。

融資・借入とは、銀行や日本政府金融公庫の金融機関から資金調達をする方法です。

スタートアップ企業だけでなく、大手や中小企業も活用するケースが多く、金融機関から融資を受けるには信用が必要になり、信用度合いによって融資を受けられる金額が変わります。

融資・借入は政府系と民間系に分かれるので、それぞれの特徴について見ていきましょう。

銀行・信用金庫

民間銀行の代表として挙げられるのが銀行や信用金庫です。

スタートアップ企業の資金調達方法として、民間銀行は幅広く活用されています。

また、地方銀行や信用金庫は近年、融資に力を入れているため受けやすい体制が整っています。

ただし、信用性に欠ける場合は、融資を受けれる限度額に上限があるので、全額受けられる前提でいくと計画に沿わない可能性が考えられるため注意しましょう。

日本政策金融公庫

政府系銀行の代表として挙げられるのが日本政策金融公庫です。

一般的には、事業設立後3期程度の実績がないと融資を申し込めませんが、日本政策金融公庫では「創業融資制度」があるため、新たに事業を始める際に利用できます。

また、融資限度額も高く設定されているため、スタートアップ企業の方でも活用しやすいのが特徴です。

個人借入

民間系、政府系以外にも融資を受ける方法があります。

それは、個人での借入です。

個人での借入は、友人や家族が該当します。

個人で借入をする際は、自己責任になるため契約書を設ける必要があります。

契約書を交わさなければ万が一、融資を受けた当事者が逃げたときに訴えることができません。

そのため、個人で借入を行う際は、必ず契約書を用意しましょう。

出資

続いての資金調達方法は、出資です。

出資とは、株式を交付して資金調達する方法です。

前述で解説した「エクイティファイナンス」とも呼ばれます。

出資で資金調達を行うには以下の方法が挙げられます。

  • 自己資金
  • ベンチャーキャピタル
  • エンジェル投資家

出資は、スタートアップ企業やベンチャー企業を応援したい投資家から受けられます。

それぞれについて詳しく解説していきます。

自己資金

自己資金とは、名前のとおり個人から資金調達をする方法です。

個人から投資を受ける場合、個人事業主やフリーランスが該当します。

または、経営者が自身の資金を利用して出資をするケースが多いです。

実績が安定していなくても、事業計画書が練られており、将来性が明確になっていると資金調達できる可能性が高いです。

また、出資の場合、返済する義務がない場合が多いのも特徴のため、スタートアップ企業にとっては魅力的な資金調達になるでしょう。

ベンチャーキャピタル

ベンチャーキャピタルとは、スタートアップ企業やベンチャー企業に投資をする組織です。

基本的には、ベンチャーキャピタルでの出資では返済義務がなく、事業内容の将来性に合わせた資金調達が行えます。

また、これまでの投資経験や実績をもとにアドバイス・サポートを受けられるケースが多く、場合によっては経営の手助けもしてくれます。

エンジェル投資家

エンジェル投資家とは、ベンチャーキャピタル同様に、スタートアップ企業やベンチャー企業に投資をする個人の投資家です。

エンジェル投資家の場合、一般的に投資の見返りとして株式や転換社債を受けるケースが多いですが、エンジェル投資家でグループを結成し、共同出資する場合があります。

また、エンジェル投資家の中には、経営コンサルタントや銀行・証券出身者、元起業家がいるため、資金供給の代わりに深く経営に関わる場合があります。

求めるリターンがそれぞれ異なるため、エンジェル投資家からの出資を受けるときは、出資の前に詳細を確認しましょう。

補助金・助成金

補助金・助成金とは、国や地方公共団体が企業、個人事業主に該当する事業者に対して、原則返済不要な資金を支給する制度です。

補助金は、自治体や国が新規事業や起業促進を行うために実施します。

一方、助成金は、主に厚生労働省が雇用増加や人材育成のために実施します。

ただし、信用できる企業なのか調査する審査があるので、一定の期間は必要となるので、すぐに資金調達をしたい方は注意しましょう。

クラウドファンディング

クラウドファンディングとは、インターネット上で不特定多数のさまざまな人から、少額ずつ資金調達する方法です。

SNSを通して実施するケースも多く、気軽に実施できるのが特徴です。

しかし、事業計画が丁寧に練られていないと投資をしてもらえません。

気軽にできるからと手を抜くのではなく、投資をしてもらえるようにしっかりと準備をしましょう。

ファクタリング

ファクタリングとは、入金待ちの売上債権をファクタリング企業に購入してもらい資金調達をする方法です。

すぐに投資を受けないといけない経営状況であれば、先にファクタリング企業から入金してもらうのがおすすめです。

マッチングサービス

マッチングサービスとは、これから新規事業を始めようとする経営者と、最適なビジネスパートナーをマッチングさせるサービスです。

時間や労力をかけずに広範囲で探せるため、販路獲得のチャンスに繋げられます。

すぐにでも投資をしてくれる企業や個人を探す場合は、マッチングサービスがおすすめです。

スタートアップでの資金調達のメリット・デメリット

ここでは、前述で解説した資金調達の方法におけるメリット・デメリットを解説します。

それぞれの資金調達方法によって特徴が異なるため、自社に当てはまる条件の手法を選択できるように、メリット・デメリットを理解しましょう。

融資・借入

融資・借入のメリットは、利息を損経費として計上できることです。

利息は税務上において損金として計上できるため、節税対策ができます。

一方、デメリットは、金利を含めた返済義務が生じる点です。

金利が生じると、毎月の資金繰りに影響を与える可能性があるので注意しましょう。

出資

出資のメリットは、自己資本比率が上げられる点です。

自己資本率が高ければ高いほど、社会的信用が生まれるため、投資をさらに受けやすくなります。

一方、デメリットは、経営権が第三者にわたる危険性です。

新株の発行数次第では、第三者の議決権の割合が大きくなるため注意しましょう。

ベンチャーキャピタルによる出資

ベンチャーキャピタルのメリットは、返済義務がない点です。

そのため、資金調達後の資金繰りが行いやすいでしょう。

一方、デメリットは、持ち株を回収されるリスクです。

株数次第では、経営権を剥奪されてしまうので、自身が思うような取り組みができない可能性もあるので注意しましょう。

エンジェル投資家による出資

エンジェル投資家のメリットは、事業開始直後でも投資をしてくれる可能性が高い点です。

また、経営のアドバイスもしてくれる場合があります。

一方、デメリットは、個人からの出資なので高額な資金調達ができる可能性が低い点です。

また、経営に介入されすぎると、思った事業ができない場合もあるので注意しましょう。

補助金・助成金

補助金・助成金のメリットは、返済不要の資金調達ができる点です。

一方、デメリットは、資金調達までに時間がかかる点です。

審査機関に時間がかかるため、早くても3~6ヶ月前後は時間を要するでしょう。

クラウドファンディング

クラウドファンディングのメリットは、気軽に資金調達ができる点です。

一方、デメリットは、定めた目標が達成できないと資金調達ができない点です。

そのため、あと少しのところまで資金調達ができても、未達成の場合は受け取れません。

ファクタリング

ファクタリングのメリットは、大きな金額を調達して資金調達ができる点です。

一方、デメリットは、手数料が1~20%と高額である点です。

そのため、本来なら受け取れる金額から手数料が引かれるため、さらに資金調達が必要になる可能性が考えられるでしょう。

マッチングサービス

マッチングサービスのメリットは、広範囲にビジネスパートナーを探せる点です。

一方、デメリットは、十分なサポート体制が整えられていないケースがあり、マッチング後に支援を受けられない可能性があります。

スタートアップで資金調達する際は段階に応じた調達方法を選ぼう

スタートアップ企業で資金調達をする方法は、いくつかに分けられます。

そのため、自社に合った資金調達方法を選ばなければいけません。

自社に合わない資金調達方法になると、資金調達後にトラブルを起こす可能性も考えられます。

資金調達は、多額なお金を集められる一方、リスクが伴います。

スタートアップ企業だからこそ資金調達が必要になりますが、リスクを背負いすぎると事業に悪影響を与える可能性もあるので、リスクヘッジ必ず行いましょう。

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