金融業界の年収は高い?企業別のランキングや年収アップの方法まで徹底解説!

2023.01.09

年収分析

金融業界の年収は高い?企業別のランキングや年収アップの方法まで徹底解説!

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これから就職・転職活動をする人にとって、「年収の高い業界がどこか?」というのは共通して気になる疑問だと思います。

そして多くの人が、年収の高い業界として思い浮かべるのは、「金融業界」ではないでしょうか。

この記事ではそんな金融業界の年収について、解説していきたいと思います。

金融業界の業種と年収とは?

そもそも「金融業界」にはどんな業種があるのか、実際に金融業界の年収は他業界と比べても高いのか、解説します。

銀行

金融業界と聞いて多くの人が真っ先に思い浮かべるのは、銀行だと思います。

そもそも銀行とは、広い意味では「資金を集め融資している機関」のことを表します。

より厳密に定義するなら、銀行法において「銀行法によって定義されている銀行(世間一般で言われる普通の銀行)」もしくは「長期信用銀行法によって定義されている長期信用銀行」のことを指します。

金融業界に関わらず、あらゆる業界の会社が必ずお世話になっている業種です。

証券会社

証券会社とは、「有価証券の発行者と投資家を結びつけ、金融・資本市場の機能の十全な発揮に寄与するといった役割を担う会社のこと。」と定義されています(日本証券業協会)。

証券会社は現在の法律上だと、本来「金融商品取引業者」として記載されていますが、以前の法律(旧証券取引法)の関係上商号に「証券」とついている会社が多いため、現在でも「証券会社」と呼ばれることが多くなっているそうです。

証券、つまり株式や債券だけでなく、各種の預金や投資信託、保険も取り扱い対象に含みます。

金融業界の中でも一番稼げそうなイメージをもたれるのは、証券会社ではないでしょうか。

損保会社

損保会社の「損保」は「損害保険」のことです。

火災や交通事故、地震や台風などの自然災害などの発生で、物品に損害が生じたり、人がけがや病気をしたりすることがありますが、それらによって被ってしまった経済的な損害や人的な損失を補償するのが「損害保険」で、損保会社はその損害保険を取り扱う会社です。

自動車保険や火災保険、生命保険などで私たちもお世話になっていると思います。

金融業界の平均年収は高い?

業界別の平均年収を比較してみると、2022年は実際に「金融業界」の平均年収が1位になっています。

過去のランキングを見てみても、金融業界は安定して上位に位置しています。

金融業界の平均年収が高くなっている理由は様々あると思いますが、やはり金融業界は「お金」そのもの、もしくは「価値の高い商品」を直接取り扱っていることが年収の高さに繋がっていると言えます。

また、金融業界は他業界と比べて顧客層や対象が非常に幅広いこと、時期に応じてその時々で価値のある商品を柔軟に取り扱えることも、金融業界が安定して年収上位にある理由だと考えられます。

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金融業界平均年収ランキング【銀行】

金融業界のなかの各業種の平均年収について、ランキング形式でご紹介します。まずは、銀行業界の平均年収のランキングベスト5を見ていきましょう。

第5位 みずほホールディングス

平均年収は、969万円になります。

株式会社みずほフィナンシャルグループ」のことを指します。

傘下のみずほ銀行はいわゆる「三大メガバンク」の一角にあげられるだけあって、多くの個人や企業の口座を保有しています。

第4位 三菱UFJ ホールディングス

平均年収は、1,132万円になります。

「三大メガバンク」の「三菱UFJ銀行」を傘下にもつ、「三菱UFJフィナンシャル・グループ」です。

同じ三大メガバンクを抱えるみずほホールディングスとかなり大きな差をつけてランキングに入っています。

国内だけでなく海外との取引も盛んであることがグループ全体の強みになっています。

第3位 九州ホールディングス

平均年収は、1,232万円になります。

メガバンクを抱えるグループに割り込む形で、「九州フィナンシャルグループ」がランキング第3位にランクインしました。

肥後銀行、鹿児島銀行の統合によって誕生したグループで、財務の健全性が非常に高く、地元九州で圧倒的なシェアを誇ります。

第2位 三井住友トラスト・ホールディングス

平均年収は、1,235万円になります。

傘下の「三井住友信託銀行」を中心とした三井住友系列の会社を数多く含む組織「三井住友トラスト・ホールディングス」です。

国内の信託関連ビジネスでの高い地位を強みとし、銀行業務だけでなく専門性の高い信託関連業務も行えることを売りにしています。

第1位 三井住友ホールディングス

平均年収は、1,272万円になります。

2位の「三井住友トラスト・ホールディングス」とは同じ三井住友系列ではあるものの、直接の資本関係についてはないためまったく別の会社になっています。

三井住友フィナンシャルグループ(SMBC)」の傘下であり、「三大メガバンク」の「三井住友銀行」は高い収益率で知られています。

金融業界全体に関係する会社があることは、それだけで強みと言えるでしょう。

金融業界平均年収ランキング【証券会社】

次に、証券会社の平均年収ランキングベスト5です。

第5位 日本アジアグループ

平均年収は、987万円になります。

日本アジアグループ(株式会社JAG)は、2023年1⽉から「株式会社SOLABLE」に名称変更されていますが、ここでは日本アジアグループとしてご紹介します。

傘下に日本アジア証券株式会社がありましたが、現在は全株式を藍澤證券株式会社に譲渡して、ファイナンシャルサービス事業から撤退しています。

第4位 岡三証券グループ

岡三証券グループの平均年収は、1,045万円になります。

岡三証券グループは、持株会社を中心に、岡三証券を含めた複数の連結子会社とともに、証券ビジネスを中心とした投資・金融サービス業を展開しています。

独立系の証券会社として自由度が高いことと、ネット証券にいち早く参入しサービスを展開しています。

第3位 三菱UFJ証券ホールディングス

平均年収は、1,198万円になります。

三菱UFJ証券HDは、銀行業界で平均年収ランキング4位としてご紹介した三菱UFJフィナンシャル・グループの完全子会社です。

国内だけでなく国外にも目を向けていて、同じグループの三菱東京UFJ銀行や三菱UFJ信託銀行から証券取引に興味や関心を持つお客様を紹介してもらえることも証券会社として強みです。

第2位 大和証券グループ本社

平均年収は、1,212万円になります。 

基盤となっている大和証券は国内2位の規模の証券会社になります。

ネット銀行や資産運用会社等、他事業も展開しています。

国内に盤石な営業基盤を持っていて、その提携網はアジアにも及ぶようになり、順調に拡大させています。

また組織力も高く、証券会社としては珍しく、組織やその構成員を尊重する企業文化があります。

第1位 野村ホールディングス

野村ホールディングスの平均年収は、1,515万円になります。

証券会社のランキングだけでなく、銀行や損保会社を含む金融業界全体においても1位の平均年収になっています。

ランキング1位に入るだけあって、国内最大手と言われる証券会社です。

大和証券グループと異なり海外、特にアジアに注力しています。

証券会社の中でも圧倒的な営業力の高さで知られていて、2022年度の野村證券の預かり資産は約123兆円で2位以下に大差をつける圧倒的なトップに立っています。

金融業界平均年収ランキング【損保会社】

最後に損保会社の平均年収ランキングベスト5を見ていきましょう。

第5位 ソニーフィナンシャルホールディングス

平均年収は、797万円になります。

「ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社」は2021年に「ソニーフィナンシャルグループ株式会社」に社名変更しましたが、ここではソニーフィナンシャルホールディングスとしてご紹介します。

傘下に「ソニー生命保険株式会社」を置くグループです。

「ソニー」という高いブランド力を活かして営業し、グループ全体で様々な提案をできる点が魅力になっています。

第4位 トーア再保険

トーア再保険の平均年収は、878万円になります。

「再保険」という、他の保険会社が契約者から引き受けた保険責任の一部もしくは全部を引き受けるという、言わば「保険会社のための保険」を取り扱っています。

「トーア・リ・グループ」というグループ会社の中心的な会社です。

第3位 MS&ADインシュアランスグループホールディングス

平均年収は、1,146万円になります。

MS&ADインシュアランスグループホールディングスはいわゆる「三大メガ損保」の一角です。

三井住友海上やあいおいニッセイ同和損保、三井ダイレクト損保などを傘下におさめていて、生命保険に関しても「三井住友海上あいおい生命」などを中心に順調に育成しています。

海外事業にも積極的で、アジアを中心としつつ欧米各国にも展開している損保会社です。

第2位 SOMPOホールディングス

平均年収は、1,169万円になります。

SOMPOホールディングスも「三大メガ損保」の一角です。

損害保険ジャパン株式会社やSOMPOひまわり生命株式会社などを傘下に含みます。

当初は損保ジャパン日本興亜ホールディングスと称していましたが、2016年10月から名称を変更しました。

主力の自動車保険を中心に国内トップの市場シェアを持ち、保険以外にも介護などさまざまな事業を展開していて、保険事業の海外展開にも力を入れています。

第1位 東京海上ホールディングス

平均年収は、1,436万円になります。

東京海上ホールディングスは東京海上日動火災保険が主体の、「三大メガ損保」の一角に長年君臨する会社です。

金融業界全体の平均年収ランキングにおいても高い順位にあります。

比較的早期に海外展開を始めたため圧倒的な海外事業での強さを持ち、M&Sなどの手法で特に海外保険事業を拡大してきました。

生命保険に関する事業も順調な伸びを見せています。

「国内損害保険事業」「国内生命保険事業」「海外保険事業」の3つの事業で上手く利益をあげることで、一つの事業が一時傾いても他の事業でカバーすることができるので、変化の激しい現代に上手く適応できています。

金融業界に必要な人材とは?

ここまでご覧いただいた金融業界の平均年収ランキングを見て、実際に金融業界の会社に就職してみたいと思われた方もいると思います。

それでは、金融業界で今求められている人材は、どのようなスキルが必要とされているのか、ご紹介したいと思います。

金融業界にお勤めの方でなくても、ご紹介したスキルをさらに磨けば、年収アップも狙えるはずです。

コミュニケーション能力が高い

どんな業界でもコミュニケーション能力は大事ですが、特に金融業界では黙々とデスクワークをするよりも、お客様に直接営業・提案を求める機会が多くなります。

いろいろなスキルは求められるでしょうが、まずはお客様ときちんとコミュニケーションをとり、信用を得られる人材が金融業界においては必要とされるでしょう。

情報収集能力が高い

特に国際的に情勢が不安定な昨今、情報収集能力は金融業界で特に必要とされるスキルの一つに間違いなく入ります。

金融業界において情報の入手が遅れてしまうと、利益をあげる機会を逃すだけでなく、会社やお客様に損害を与えてしまう可能性もあるからです。

また、情報を収集できるだけでなく、その情報が本当に正しいかどうかも調査・判断できる能力も必要とされるでしょう。

現代の情報社会において、金融業界ではいかに正しい情報を入手して行動できるかが大事になります。

自分で考えて行動できる

なにをすべきか自分で考えて行動できる人は、どの業界でも重宝されます。

特に金融業界では、収集した情報をもとに、なにをすべきか、お客様にどのような提案をするか、正しい判断をできる能力があれば非常に活躍できるはずです。

もちろん自分勝手な独断専行は御法度ですが、正しい情報をもとに適切な判断を行い、積極的に同僚や上司に提案をしていくことができれば、金融業界はもちろん、あらゆる業界で必要とされる人材になれるでしょう。

金融業界の平均年収は全体的に高い傾向!

ここまで見ていただいたように、金融業界の平均年収は全体的に安定して高い傾向があります。

もちろんランキングでもわかるように、各業界や会社によって差はありますが、やはり金融業界は直接お金と関わる機会が多い分、他業界より年収があがるチャンスも多くなるのかもしれませんね。

金融業界全体で実力主義な風土があるので、様々な能力があり、実力を認められた人は平均以上の年収になることも十分あるでしょう。

自分のスキルに自信がある人、高い年収を狙いたい人は、ぜひ金融業界への就職、転職を狙ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

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転職に対する壁が低くなりつつある近年でスタートアップ企業に転職したい方も少なくありません。そんな中、自分に合ったスタートアップ企業を見つけることに苦労している方が多くいます。

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