サービス業界の仕事内容・やりがいは?接客業との違いや今後の動向もご紹介!

2022.11.10

業界分析

サービス業界の仕事内容・やりがいは?接客業との違いや今後の動向もご紹介!

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「サービス業界」と聞くと、ホテルやレストランなどの飲食・宿泊業を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。ホテルやレストランもサービス業界のひとつですが、それだけではありません。本記事では、サービス業界の種類や接客業との違い、今後の動向について解説します。

サービス業界とは?

サービス業界とは、「〜したい」「〜してほしい」などの顧客の要望に何らかのサービスを提供して、顧客のニーズを満たす業種のことです。

自分の持つスキルや知識、おもてなしなどを通じて相手に何らかの喜びを与えます。

接客業との違い

「サービス業界と接客業の違いは何?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか?

結論から言えば、サービス業界と接客業は厳密には違います。

サービス業界の仕事内容は、顧客の要望に応えるために幅広いサービスを提供することに対し、接客業の仕事内容は顧客と直接コミュニケーションを図り顧客のニーズを満たすことです。

つまりサービス業界の中に接客業が位置しているイメージになります。

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サービス業界の職種と仕事内容

サービス業界は7つの職種に分けられ、それぞれ仕事内容が違います。

7つのサービス業界はそれぞれどのような特徴があるのか解説しているので参考にしてください。

①情報・通信業

情報・通信業は、情報の伝達や処理、提供を行う職種です。

新聞や雑誌、ネットなど、さまざまなメディア媒体を通して消費者に情報や通信のサービスを提供します。

情報・通信業に関係する企業は、「テレビ放送局」「出版社」「サーバー会社」などです。

2020年に新型コロナウイルスが拡大し、リモートワークやネットショッピングなどのサービスが話題になりました。

ネットを使ったサービスの需要が増えていることから、インターネットのサービス業の動向として、今後も拡大していくでしょう。

②運輸・郵便業

運輸・郵便業は、旅客や貨物を輸送する職種です。

自動車や船、飛行機などを用いて輸送しますが、輸送するものによって提供するサービスの形が違います。

仕事内容も食品を運んだり、石油などを取り扱ったりとさまざまです。

運輸・郵便業に関係する企業は「JR」「コンテナ船」「航空会社」などがあります。

③宿泊・飲食業

宿泊・飲食業は、宿泊場所や飲食物を提供する職種です。

「接客業」というワードを聞いて、イメージが湧きやすい職種ではないでしょうか?

旅館主や料理人、パティシエなどの仕事が宿泊・飲食業に当たります。

特に飲食業界は、学生のうちにアルバイトとして関わることが多い職種ですよね。

一般的なアルバイトの仕事内容は、顧客の注文をとったり、料理を運んだりします。

社員として勤務することになれば仕事内容はアルバイトの管理や売上の管理など、学生のときには経験できなかった仕事にも関われるかもしれません。

④不動産・物品賃貸業

不動産・物品賃貸業は、不動産の管理や物品の賃貸を行う職種で、仕事内容はそれぞれ違います。

不動産業の仕事内容は、不動産の売買や管理、交換などです。

物品賃貸業の仕事内容は、自動車や映画、スポーツ用品などの賃貸を行うほか、自動車を駐車するための場所を賃貸する業務も含まれます。

不動産・物品賃貸業で働く上で必要な資格はありませんが、時間があれば宅地建物取引士や管理業務主任者などの資格を取得しましょう。

⑤娯楽・生活関連サービス業

娯楽・生活関連サービス業は、日々のストレスから解放され、生活に必要なサービスを提供する職種です。

娯楽業であれば「遊園地」や「映画館」、生活関連サービス業であれば「美容院」や「クリーニング」などが当てはまります。

職種によっては24時間対応する必要があったり、土日休みが取れなかったりする場合があるため、向いてる人の特徴に「体力があること」が挙げられます。

⑥教育・学習支援業

教育・学習支援業の仕事内容は、特定の技術やスキルを身に付けさせたり、学力を向上させたりすることです。

具体的な事業には「学校」が当てはまりますが、関係する事業は学校だけではありません。

学校以外にも、塾や家庭教師、音楽、スポーツなどを教える講師や運営スタッフも含まれます。

教員免許や語学の資格など、その分野に関するスキルと知識が必要です。

向いてる人の特徴に、「人に何かを教えることが好き」が挙げられます。

⑦医療・福祉業

医療・福祉業の仕事内容は、人の命をケアしたりサポートすることです。

医療業であれば「医者」や「看護師」、福祉業であれば「介護福祉士」「ヘルパー」などの職業が当てはまります。

人の命や健康を守る仕事なので、高いスキルと専門知識が必要です。

健康的な生活を送るためにも医療従事者や福祉従事者の協力が欠かせません。

サービス業界に向いてる人/向いてない人の特徴

サービス業界には、情報・通信業や教育・学習支援業など、さまざまな職種が存在するので、分野ごとに仕事内容が異なり、求められるスキルは違います。

サービス業界にやりがいを見出している人がいる反面、向いていない人がいるのも事実です。

どういった特徴がサービス業界に向いてる人・向いてない人なのかを紹介します

サービス業界に向いてる人の特徴

サービス業界に向いてる人の特徴に「ホスピタリティがあること」が挙げられます。

サービス業界は顧客の要望に応え、顧客のニーズを満たさなければなりません。

「お客さまは何を望んでいるのか」「お客様にとってどれが最適な手段か」など、お客さまに寄り添った対応が求められます。

相手が喜ぶことにやりがいを感じられるホスピタリティ精神がある人は、サービス業界に向いてる人の特徴です。

またコミュニケーション能力の高さもサービス業界に向いてる人の特徴です。

顧客のニーズを満たすためには、相手と会話して求めているものを聞き出さなければいけません。

顧客に対して失礼がなく、要求を聞き出すためにも会話力が大切です。

またサービス業界は個人で働くものとは違い、チームとして取り組まなければならないこともあるため、従業員との信頼関係や連携も必要になります。

高いコミュニケーション能力がある人も、サービス業界に向いてる人の特徴の一つです。

特に顧客と接する機会が多い接客業ではコミュニケーションが必要不可欠になります。

サービス業界に向いてない人の特徴

サービス業界に向いてない人の特徴として「人と話すことが苦手」が挙げられます。

接客業だけでなく、サービス業界は人と接する機会が多い業種で、顧客の要望を正確に把握するためにもコミュニケーションを図ることが大切です。

またホテルやレストランなど、他部署と連携が必要な場所で働くとなれば、従業員と円滑にやり取りできるコミュニケーション力が求められます。

従業員とうまく連携が取れなければ、最終的にお客さまが満足できるサービスを提供できなくなってしまいますよね。

お客さまや従業員とのやり取りが大切な職種なので、人と接することが苦手な人はサービス業界に向いていません。

また柔軟な対応ができない人もサービス業界に向いてない特徴の一つです。

顧客によって求められるサービスは違うので、それぞれの顧客に合ったサービスを提供しなければなりません。

特に接客業であれば、日本語が通じない人や体調を崩した人などそれぞれのお客さまによって状況が違います。

それぞれのお客さまに合ったサービスを提供するためには、柔軟な対応が必要です。

マニュアルやルールに固執するあまり、こちら側の要望を押し付けたり、お客さまの意見をないがしろにしてしまったりなどの対応をしてしまうと、良いサービスとは言えません。

臨機応変な対応ができない人はサービス業界に向いていない人の特徴の一つです。

サービス業界で働くうえでのやりがいは?

サービス業界は、トラブルが起こったり、クレーム対応したりと大変な場面も多い業界ですが、働くうえでのやりがいはあるのでしょうか?

特に接客業で働いていると、多様なお客さまと関わることが多く、大変な場面が多い業種です。

サービス業界に向いてる人は、次のようなやりがいを見出しています。

顧客と直接関わることができる

サービス業界で働くうえでのやりがいの一つに「顧客と直接関われる」が挙げられます。

サービス業界は顧客とのやり取りが多いため、直接感謝される機会が多い業種です。

顧客にとっての最適なサービスを考え抜き、顧客に満足してもらえればやりがいを感じることができます。

サービス業界に向いてる人の特徴に「コミュケーション力の高さ」を紹介しましたが、顧客と直接関わる際にも高いコミュニケーション力が必要です。

顧客からの評価がわかりやすい

サービス業界で働くうえで、「顧客からの評価がわかりやすいこと」もやりがいの一つです。

自分のスキルや知識を活かし顧客が満足のいく結果になれば、それがそのまま成績や評価に繋がります。

例えば接客業であれば、料理を運んだり、注文を取ったりすることで、相手の反応を直接伺えますよね。

商品やサービスなど「物」の場合は、どうしてもその「物」に対して評価がつきがちです。

しかし、顧客とやり取りする機会が多い職種であれば、はっきりと顧客の反応を伺えます。

顧客の役に立ったり、喜ぶことに繋がると、それがやりがいに繋がるでしょう。

日々の仕事に変化がある

「日々の仕事に変化があること」もサービス業界で働くうえでのやりがいです。

同じクライアントと接する職種とは違い、サービス業界は日々異なる顧客と接する機会が多いもの。

状況によって求められるスキルや対応は違い、臨機応変に対応しなければいけない場面が多いので、仕事がルーティン化しにくいデメリットがあります。

しかし、人によっては日々異なる対応や非日常を味わえることに、やりがいを感じる人もいるでしょう。

毎日の仕事に変化がある仕事は、ある意味良い刺激をもらっていると解釈できます。

サービス業界の現状と今後の動向

サービス業界は、新型コロナウイルスによって大きな影響を受けました。

新型コロナウイルスが発生してからのサービス業界の現状、今後の動向について紹介していきます。

サービス業界の現状

結論から言うと、サービス業界は新型コロナウイルスの影響を受けたところと受けていないところの2極化している状況です。

コロナの影響を受けている業種の動向、影響を受けていない業種の動向について解説します。

新型コロナウイルスの影響大

サービス業界は2020年に発生した新型コロナウイルスにより大きな影響を受けました。

新型コロナウイルスが発生する前と発生したあとの売上高の動向を紹介します。

・2019年、各サービス産業の売上高平均:32兆105円総務省サービス業界動向調査(2019)

・2020年、各サービス産業の売上高平均:28兆7367円総務省サービス業界動向調査(2020)

・2022年、各サービス産業の売上高平均:32兆円総務省サービス業界動向調査(2022年6月)

新型コロナウイルスが発生した年は、すべての業種が大きな影響を受けていますね。

2022年6月時点で売上高は回復しているとはいえ、いくつかの業種は厳しい状況が続いています

DX化で人材不足解消

サービス業界の動向として、テレワークやAIの導入で働きやすい環境づくりや人材不足の改善といった変化が起きています。

新型コロナウイルスが発生したあとは、ソーシャルディスタンスも兼ねて、多くの企業がテレワークを導入しましたよね。

またセルフレジやタッチパネルなどの機械を導入することで、人材不足も改善されつつあります。

サービス業界の今後の動向

新型コロナウイルスの影響を受けたサービス業界は今後どのように変化していくのでしょうか?

サービス業界の今後の動向について解説します。

AI導入による仕事の減少

AIを導入することで人材不足が改善される中、今ある職業がなくなってしまう可能性があります。

飲食店やホテルでは、ロボットが接客を担当したり、タッチパネルで注文できたりと対人で接する機会がなくなってきました。

AIの導入で肉体的・精神的にかかるストレスは緩和されつつありますが、同時に単純作業を中心とする職種はAIの発展により減少していくと考えられます。

人手不足

サービス業界は給料が低く、休日が取りづらいことから「人手不足」も深刻な問題になります。

AIが導入され人手不足は改善されつつありますが、ワンオペによる過重労働や待遇の悪さは変わっていません。

またサービス業界の賃金の低さも人手不足になっている原因の一つです。

令和3年に厚生労働省が行った『令和3年賃金構造基本統計調査の概況』の発表によると、賃金が最も高かった「電気・ガス・熱供給・水道業」は約419万。

最も賃金が低かったのは「宿泊業・サービス業」で、約257万でした。

賃金が低く、人が集まらないことも人手不足に陥っている原因の一つと考えられます。

AIでカバーできない仕事の需要の増加

AIの導入が進んでいますが、人の心情を汲み取ったり、細やかなサポートが必要だったりする職種は機械の力で補えません。

例えば、医療現場で考えてみましょう。

病気やその原因をはっきりさせるには、医者と看護師は患者との会話から突き止める必要があります。

単純作業であれば機械で補えますが、些細な仕草やニュアンスなどを汲み取れる力は持ち合わせていません。

思いやりや想像力が必要な分野は、これからも需要が増加するでしょう。

少子高齢化による需要の増加

日本は少子高齢化社会になっているので、サービス業界の中でも介護サービスの業種はさらに需要が増加するでしょう。

総務省が2022年1月に発表した日本の人口推計では、前年度と比べて約63万人が減少していると発表しました。

特に体力が必要な医療・介護系の業種は、今後も需要が増加する傾向があると考えられます。

サービス業界を分析して転職・就職活動に役立てよう!

本記事ではサービス業界と接客業の違いについて紹介しました。

サービス業界は接客業だけでなく、正確には7つの業種に分けられます。

またそれぞれの分野によって求められるスキルや知識は異なり、向いてる人もいれば向いてない人もいるのが事実です。

サービス業界へ転職を考えている人は、働くうえでのやりがいを見つけ、「自分が何をしたいのか」「どういった形で顧客と繋がりたいのか」をはっきりさせましょう。

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