銀行員の仕事内容や職種とは?やりがいや今後の動向について徹底解説!

2022.11.01

スタートアップ分析

銀行員の仕事内容や職種とは?やりがいや今後の動向について徹底解説!

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銀行は多くの人の生活に欠かせない職種です。

就職活動でも人気の職種ですが、貸付や融資のほかに多種類の仕事内容があることはあまり知られていません。仕事内容にはどのような魅力があり、今後はどのような将来図があるのでしょうか。

銀行員の仕事内容とは?

銀行にはどのような仕事内容があるのでしょうか?

Q. 銀行の主な仕事内容は?

A. 預金業務、貸付業務、融資業務の3つが主軸となっています。

預金業務の仕事内容

銀行が収益を生む代表的なビジネスモデルは、顧客に自行の銀行口座を開設して貰いお金を預けて貰うことです。銀行口座は個人用の口座と、法人として開設する法人口座に大別されます。

銀行にお金を預ける期間に応じて銀行は金利を預けられているお金から算出します。

その金額は顧客にとって銀行にお金を預ける魅力になりますが、数十年前は1年間あたり3%〜5%もの金利を付与できていました。ところが近年の金利は1%を割っており、大きく環境が変わっています。

銀行としても金利を付与するからお金を預けて欲しいという文句での営業がしづらくなっており、今後は新しいビジネスモデルの構築が急がれています。

貸付業務の仕事内容

もうひとつ銀行の代表的な仕事内容が貸付です。

貸付の対象は運営資金のニーズがある会社、または住宅購入資金を必要とする個人に大別されます。どちらも資金を貸し出し、返済時には元本に利息を加えた金額の返済を求めます。

貸付をきっかけにした経営のアドバイスをする場合もありますが、一般的に返済が厳しくなった顧客に関しては経営改善ではなく、返済期日の変更(リスケジュール)を提示して業績回復を待ちます

融資業務の仕事内容

貸付業務のなかで、特に法人に対しての貸付を融資と表現します。

融資の場合は貸付希望者の決算書や事業内容、借入資金の用途などを聞き、行内審議を経て融資を決定します。顧客の属性や財務状況にもとづき金利も大きく変わるのが融資の特徴です。

万が一顧客が返済できない時、返済期日の変更を提示しながら返済を迫っていきますが、融資の場合は担保を取って返済の代替をすることも特徴のひとつです。

担保とは融資が返済できなかった時に代わりに銀行が回収する資産のことで、不動産や証券などを設定することが多いです。

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銀行員の分類・職種は?

銀行員は一般職と総合職に職種が分かれます。

一般職

銀行のなかで定期的に複数の部署を移動し、様々な業務遂行能力を持つジェネラリストを目指す職種です。複数エリアに拠点を持つ銀行では、転勤を伴うことも多いです。

同じ銀行でも店舗のあるエリアによって栄えている産業は異なるため、転勤をきっかけに主要取引先となる産業を一から理解し、知識として蓄積するやりがいを得ることができます。

総合職

基本的には入行依頼、ひとつの店舗での勤務を継続する職種です。

店舗のなかで仕事内容が変わることもあれば、近隣の店舗間で移動することもあります。同じ総合職でも銀行によって異なります。

一般職と比べ残業も少なく、ワークライフバランスを重視する入行方法でしたが、最近は一般職の違いが少なくなっている銀行も多くなっています。今後はこの統一化はより進んでいくと予想されます。

営業職・事務職・アドバイザリー

銀行員の主な職種は営業職や事務職、アドバイザリーです。それぞれどのような魅力のある仕事内容なのか見ていきましょう。

営業職

銀行の利益となる貸付案件と融資案件を獲得するための職種です。

店舗で見込み顧客を待つことはほとんど無く、積極的に外に出ていって案件獲得を目指します。

営業職

中小企業のオーナーなどを訪問して、信頼関係を築くことのできるやりがいある仕事である一方、いわゆる飛び込み営業も色濃く残る業界

行歴が長くなり人脈が広がってくると店舗での対応が増えてくるほか、部下の案件サポートや教育も仕事内容に加わります。

貸付と融資における利益獲得は唯一ともいえる銀行の収益モデルのため、前提としては次々と貸出案件を増やすことが求められる一方、貸し付けたあとに倒産するなどして返済不可になった場合のリスク管理も求められる仕事という一面を持ちます。

事務職

営業職と異なり、店舗にて勤務する職種です。

営業職のサポートも多いですが、メインの仕事は銀行店舗に来店する顧客の対応です。

さまざまなニーズを持つ顧客が来店するため、必要に応じた接遇力向上が魅力です。最近は外国人の顧客も増えてきているため、外国語を習得していると重宝されます。

店舗に来店した顧客に関して生命保険の加入(窓販といいます)や投資信託、為替商品、相続時の信託などを販売することも多いですが、それらの商品を販売する最初の担当者となることも多い仕事でやりがいがあります。

お金まわり、家計まわりの横断的な知識を必要とするため、ファイナンシャルプランナーなどの金融系の資格を取得している人も多いです。

アドバイザリー

状況に応じて一般職と総合職をサポートする職種です。外国語のサポートもありますが、多いのは不動産関連と税金関連です。

銀行は担保設定や税金のマネジメントなどで専門知識を必要とする顧客がよく来店しますが、通常の銀行業務では身につかない、専門的な学習が求められる知識も多くあり魅力的です。

そこで専門の知識を持つ職員がアドバイザリーとして店舗に常駐し、顧客の対応をする仕組みが確立しています。アドバイザリーによっては近隣の複数の店舗にまたがって対応する場合もあり、とてもやりがいがあります。

銀行員の仕事内容のやりがい・魅力

銀行員の仕事内容と、やりがいや魅力をお伝えしていきます。

多くの企業・個人の夢を支えられる

多くの個人や企業が、いま手元にお金があれば叶えたい夢を描いています。

個人では住宅を購入したい、子どもが望む学校に行かせたい、結婚式や自動車購入の購入資金を確保したいというものです。

また企業経営者は会社をより成長させていくため、借入を行い挑戦を継続します。銀行から資金を提供することによって、その夢を叶えるお手伝いが魅力です。

地域の未来に関われる

個別の企業や個人に資金を提供することで地域が発展します。銀行を軸として、地域の未来に関わることができます。

これからの日本は人口が減少し経済圏としても縮小が懸念していますが、それを食い止めるためにベンチャー企業や社会起業家といった挑戦者にお金を貸し出すことも銀行の魅力的な仕事です。

一方で銀行のなかにいては新たなビジネスを理解する時間も機会もそれほどないため、彼らの話を聞いても何が魅力なのか理解できず、やりがいに繋がらないという問題も増えてきています。

経営者と直接関わることができる

一般の企業に入社しても、経営者と直接関わる機会はそうありません。

銀行員は資金提供という特殊性のある職種のため、入行後かなり早い段階から経営者と直接関わることができ、大きな魅力です。

経営者のほかにも会社の役員や財務担当者など、会社経営のキープレイヤーの話を聞く機会も多いです。自分で会社を起業していなくても、最前線で戦っている人たちの話を聞く機会はとても価値があり、やりがいのあるものです。

海外で働くチャンスがある

銀行員は海外で働くチャンスもあります。日本には積極的に海外に展開する企業も多く、アジアやアメリカなど現地に会社や工場を建設しているケースも多いです。その建設資金や運営資金、また会社経営のサポートなどで海外で働く銀行員も多いです。

また日本国内の店舗で販売する生命保険や投資信託、為替などは海外の保険会社や投信会社が販売しているものも多いほか、銀行として海外情勢をリアルタイムで掴んでおく必要があるため、銀行員として駐在するケースも多いです。

海外では銀行の仕事内容も日本国内とは異なるため、ほかではできない魅力的でやりがいのある貴重な経験も多く積むことができるでしょう。

お金に対する知識が増える

家計や会社経営にとってお金は根本的に大切なものです。

銀行の仕事はお金に関連するものも多いため、お金に対する横断的な知識とやりがいを身に着けることができます。

ファイナンシャルプランナーなどの資格を取得することで行内評価が上がる一面もあり、強いモチベーションになるでしょう。

またお金の知識は消費の多い現役世代と、終活を控える高齢者世代では必要となるものが違います。個人と会社経営者でも大きく異なります。

画一的なお金の知識ではなく、世代に応じた知識を提供することが必要となるため、世代別に対する接遇スキルも高まります。今後のやりがいの一面となっていく部分です。

銀行の現状・今後の動向

銀行は明治時代から発展してきた産業で、長い歴史を誇ります。ただ、歴史のゆえに新しいものや考え方に抵抗がある人間も多い、といわれます。

そこから転じて、今後の動向に悲観的な考えを持つ指摘もあります。

銀行員の現状

さまざまな産業に接しますが、あくまで銀行員として接するため、お金を貸せるかどうか、回収できるかどうかで判断する銀行員が多いのも事実です。

仕事も課外活動も同じ価値観を持つ職種である銀行員が相手でなければ話が合わないという悩みも聞きます。

今後はさまざまな考え方をする銀行員も求められますが、壁は高いです。

銀行員の需要

顧客のお金相談は税理士ファイナンシャルプランナーなどが活躍し、不動産に関しても専門家が増えているなかで、横断的に知識を持っている銀行員の需要減少を訝しがる人もいます。

専門家

専門家のなかには顧客の信頼を繋ぎ止めたうえで、お金を貸す部分「だけ」は銀行へ、という分担をする人も。

そのなかで銀行員としてどのようなモチベーションとやりがいを有していくかは、今後しっかりと各自が考える必要があります。

銀行は将来性がない?

銀行の将来性を懸念する声もあります。

これからの日本は人口減少にともない経済規模も縮小し、個人・法人ともにお金を貸し出せる対象が減っていくことは間違いありません。

ただ、現在の銀行モデルをそのまま海外に展開することは難しいうえ、海外でも顧客の信頼を得た銀行や金融機関が先を走っています。

新しいビジネスを始めようにもノウハウがないうえに、総じて保守的な業界なので反対意見も強いです。根本的な解決策がないなかで、やりがいを感じる部分が低くなっている人材への対応も今後の課題のひとつです。

ネット銀行の普及

地域における経済圏の柱となる銀行ですが、インターネットの発展にともないネット銀行が増加しています。

店舗が必要ない分運営コストも少なく、提供する金利を多くしたり、生命保険や投資信託といった商品販売時の手数料を低くしたりするネット銀行も現れ、店舗型銀行には大きな脅威です。

顧客のなかでも若い世代においては親世代と関係性の強い店舗型銀行よりも手軽なネット型銀行を好む人も多く、店舗型の職員が持つやりがいの喪失も含め今後の大きな課題となっています。

AIによる仕事減少

ネット銀行に加え、今後進むAIの浸透も大きな課題です。

これまで銀行員が経験で対応していた貸付・融資の審査はAIももっとも得意とする部分であり、AIがいま以上に浸透すると店舗型銀行自体が必要無くなるのではという極論もあります。

また営業以外の事務職においてもAIが代替できる部分は少なくありません。このAIの活用を銀行のなかで進めていければ理想なのですが、銀行出身者にはバックグラウンドがありません。

その一方で新技術における保守的過ぎる姿勢も問題になっています。

銀行によっては営業マンからの情報流出を防ぐため、メールアドレスを所有しない、スマートフォンを所有しない、顧客とのやり取りはFAXで、という50年前で接遇方法が止まっている銀行もあります。

AIの前に、まずは顧客とメールでやり取りをする必要があります。

銀行員の仕事内容を理解して就活・転職につなげよう

銀行の仕事は長い歴史のなかで蓄積したもので、多くの個人や会社の金銭的な悩みを解決します。

その一方でAIに代表される最新技術には警戒心も強く、導入も理解も進みません。このような保守的な風土を変える人材が求められているのは確実のため、今後の銀行を担う魅力的な人材になって挑戦していきましょう。

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