職務経歴書の書き方を徹底解説!作成のポイントや例文までご紹介!

2023.03.27

転職ノウハウ

職務経歴書の書き方を徹底解説!作成のポイントや例文までご紹介!

SHARE -

就職や転職の際に提出が多い職務経歴書の書き方の特集です。

履歴書との違いを含めた概要から、志望動機や所有資格などの具体的に書くべき項目、職務経歴書の書き方のポイント、例文なども併せて紹介します。ぜひ、転職活動の際の参考にしてみてください。

職務経歴書

就活生や転職希望者にとっては、今や必須ともいえる書類が職務経歴書です。ひと工夫した書き方をすることで、志望先の採用担当者に良い印象を与える可能性が高まります。

ところが、職務経歴書の書き方は自由形式なところも多く、適切な書き方に悩む人がたくさんいるようです。ここでは、職務経歴書についての基本的内容について解説していきます。

職務経歴書の役割

職務経歴書とは、自分が志望する企業に向けて、関連性のある仕事の経験やスキルについてを一括した書類です。職務経歴書の書き方やルールは、経歴に合わせながら表現を自由に決めることができます。

過去の職歴や職歴のない就活生の間で、仕事への前向きなアピールをするために書くようになり、自然と一般化していった書類です。

書き方の最初の基本として、A4用紙1〜2枚の中で簡潔に表現するように取り組むとよいでしょう。

企業側は自社の求める人材に相応しいかを判断し、候補者の選択をするために役立つ重要なツールになります。

職務経歴書と履歴書の違い

職務経歴書と履歴書は、類似しているため混同しやすいものです。しかし双方には機能面で違いがあります。

履歴書とは、志望する仕事ではなく自分のパーソナリティを伝える公文書といえるでしょう。氏名と住所・学歴・所有資格・趣味や特技といった応募者のプロフィールを記入します。

履歴書の書き方はフォーマットがほとんど決まっているのも特徴です。一方で、職務経歴書は、これから志望する企業に向けて、自分の職歴や仕事へのアピールを目的に提出する書類です。

よって公式なフォーマットは存在しません。採用試験を受ける各企業の特質などに合わせながら、自分で書き方を編み出して作成するのが普通です。

企業の採用担当者は職務経歴書の内容を吟味して、募集要綱や実務能力が満たしている人物なのかを判断するのに役立てています。

スタートアップ転職ならソーシング・ブラザーズ

スタートアップ企業に転職を希望している方々に関する主な課題は、

・自分に合ったスタートアップ企業が見つからない

・転職したいがスタートアップ企業に関する情報が足りない

・スタートアップ企業の見極め方がわからない の3点です。

転職における課題

近年4人に1人は1回転職しているといわれ、転職に対しての意識の変化が起きております。

そんな中スタートアップ企業に転職を成功させたいがスタートアップに関する情報が足りずに不安で一歩踏み出せないでいる方が多います。

また、大手転職サイトに登録しても自力で希望に見合う求人が見つからなくて悩んでいる方も多くいます。

上記の課題を解決してくれるのがスタートアップ・ベンチャー企業特化の転職エージェント「ソーシング・ブラザーズ」です。

ソーシング・ブラザーズ」はスタートアップ専門の人材紹介や情報メディアの掲載を行っており、スタートアップ企業・ベンチャー企業に特化した価値流通プラットフォームです。

スタートアップ転職に興味のある方はぜひこちらからご確認ください。

職務経歴書の項目・書き方

転職の際に、求人案件への応募で履歴書とセットでの提出を求められるのが職務経歴書です。もし初めて転職を経験するような時、職務経歴書の書き方に悩む人は多いのではないでしょうか。

そこでここでは、職務経歴書に設けるべき項目・書き方についてのポイントを解説していきます。

職務要約(あらすじ)

書き上げる職務経歴書の要約を書きます。書き方のポイントは、過去の職歴を中心にして自分のキャッチフレーズ的な内容に仕上げましょう。

書く分量は100文字程度で簡潔にまとめます。例えるなら、ネット記事のリード文と同じような役割だと思えばよいでしょう。

職務経歴(内容)

職務経歴書の書き方で次に大切なのが、過去の職務経歴を羅列する方法です。各業務内容について、どこで・誰に・どのようなことをしたのか・その後の成果などを具体的に記入していきます。

履歴書に書く職歴の部分を拡張したようなイメージです。在職期間・企業名と部署名・会社規模の大小・業務内容・実績などを項目にして、数字を盛り込みながら書くと一層効果的に仕上がるでしょう。

工夫・PR ポイント

上記の職務経歴の中で、実績・成果を上げるのに、どのような工夫や業務上での意識をしたのかを簡潔に職務経歴書に記載します。

大きなプロジェクトだったとしたら、どのような問題点が生じて、いかにして解決したのかなどを、ポイントを見つけて分かりやすく簡潔に書くとよいでしょう。

ここで個性が出せる表現をすれば、高評価が得られる可能性があります。

資格・スキル

応募にあたって業務と関連しそうな資格やスキルを持っている場合、必ずその概要を記載しておくことです。特に資格保持も何もない場合なら、「資格なし」と記入するかあえて書く必要性はありません。

職務経歴書の書き方について、応募する企業側からの指定フォーマットも考えられるため、資格を所持してあればそれに従いながら書きます。

自己PR(アピール)

職務経歴書には、自分がその企業にとってどのような役割を果たせそうか、自己PRの文章を書く欄を設けましょう。書き方は、文章と箇条書きの可能な方を選択します。

ビジネスパーソンとして、自分が持つコアスキルについて簡潔に記載し、ポイントは3つくらいに絞り、文章として5 行以内を目安にしておくとよいでしょう。

職務経歴書の例文

職務経歴書の書き方は特別なルールがなく、原則として自由形式です。

企業側からの要望でフォーマットがあればそれに従いますが、そうではない場合には編年体形式・逆編年体形式などの書き方のタイプを参考にして書けばよいでしょう。

中でも編年体形式が一般的とされています。では、それぞれの特徴を捉えながら、職務経歴書の例文について考えていきましょう。

編年体形式

編年体形式での書き方とは、履歴書の記入欄と類似した学歴・職歴欄・自分の経験・キャリアを時系列順で埋めていく形式です。

各年代ごとに何を行ってきて、どのようなスキルを習熟したのかが分かりやすく掲載できます。

しかも履歴書と照合しやすいメリットもあり、採用担当者にとっても都合がよい職務経歴書のオーソドックスな書き方です。

特に企業側からの指定がなければ、編年体形式での記入をおすすめします。編年体形式での書き方の例文は、リクナビNEXTなどに分かりやすい例文が掲載されています。ぜひ参考にしてみてください。

編年体形式の例文

期間職務内容
2016年4月~2020年6月営業部のアシスタントとして名古屋支店に勤務
『主な業務内容』
■営業会議のためのプレゼン資料作成(Exel・Powerpoint)
■営業の指示による調査や分析
■提出書類のチェックと修正など

『実績』
営業1人につき、およそ4時間分の仕事量削減(1日) 
請求書の基本的なフォーマットのほとんどを作成
営業補佐としてチームリーダーも兼任
社外向け公文書の10パターンの基礎を作成
2020年11月~現在営業アシスタントから営業部へ正式配属
『主な業務』
■2021年分の社全体の業務上の売上データの分析
■年間100件の新規顧客獲得に成功
■営業部リーダーとして、現在5名の部下の指揮を執っている

逆編年体形式

一方で、編年体形式の逆な方式での職務経歴書として、最新の業務内容から順に時系列を遡りながら記載する書き方が逆編年体形式です。

転職志望先が現行の仕事と近いような場合や、経験事項が多くて直近のスキルを優先にアピールする際には、この形式で書き方をおすすめできます。

逆編年体形式での書き方の例文も、リクルート・エージェントなどの転職サイトに掲載されているので、書くような機会があれば、例文を参考にするとよいでしょう。

逆編年体形式の例文

◆職務経歴◆概要
1995年4月~株式会社Aモータースに入社
2022年5月<会社概要>
自動車金属部品メーカー
創立:昭和XX年、資本金:X億円
売上高:80億円(2021年)
従業員数:120名
        
<配属先>
営業部
<業務内容>
・○○○○○○○○○○○○
・○○○○○○○○○○○○
・○○○○○○○○○○○○
1990年10月~株式会社B商事に入社
1994年3月<会社概要>
総合商社
創立:大正10年、資本金:5億円
売上高:50億円(1993年)
従業員数:50名

<配属先>
総務部
<業務内容>
・○○○○○○○○○○○○
・○○○○○○○○○○○○
・○○○○○○○○○○○○

職務経歴書の書き方のポイント

近年では、職務経歴書の提出も履歴書とセットで必須という企業が増えていて、ほとんど一般的な慣習となりました。

ただ経歴や所有資格を羅列して提出すればいいものではなく、内定へと導いてもらうための重要書類として、書き方のポイントを押さえながら、気持ちを込めて作成するようにしましょう。

職務経歴書作成には、ポイントとなるものや注意点があるので、以下の内容を参考にしてみてください。

『キャリアの棚卸し』をする

職務経歴書を書き始めるよりも以前に、今までのキャリアや資格などを棚卸ししておくことが大切です。

応募先企業へのアピールポイントが何かを見出す意味でも、過去の経験、取得した資格について思い返してみましょう。

忘れていたものの中に、スキルとして生かせそうなものがあるかなどを整理しておく作業をします。その際のポイントとしては、5W1Hに則って振り返ることです。

いつ・どこで・なにを・どんなことをしたのかを箇条書きでメモしながら追っていきます。その上で職務経歴書を完成させていきましょう。

「会いたい」と思ってもらえる職務経歴書を意識する

職務経歴書の書き方で注意しておきたい心得は、自分の書きたいことではなく、応募先企業が聞きたいことを書くという考え方です。

自分ではとても良い経験・スキル・資格だと判断しても、応募先企業にて求めていないフィールドだとしたら、まったく意味がないでしょう。

転職希望先の職種や必要なスキルなど、求人情報の資格欄や職務内容をチェックした上で、そこに準じた自分ごとを書きます。

採用担当者や面接官が「会いたい」と思ってもらえる書き方を工夫するということです。

状況別ごとの注意点をチェックする

職務経歴書を書く時点での自分の状況を客観的に捉えて、各注意点をチェックしておく必要があります。

例えば、新卒者であれば職務経験がないので、アルバイト経験などを掘り起こして職務経歴書を書いてみることや、転職者でも転職回数が多い人と初めての人によっては、アピールの仕方も変わってきます。

自分の置かれている状況に合わせた書き方で作成をしていくことが望ましいでしょう。

職務経歴書の「NGポイント」をチェックする

職務経歴書の書き方には、NGポイントがあるので注意しながら完成させましょう。主なものとしては、誤字脱字が目立つような書類は完全NGになります。

人生でも数限りがある転職活動にて、本気度に欠けている印象を与えてしまうでしょう。

また、極端に分量が多すぎた職務経歴書では、簡潔に相手へ伝える能力がないと見なされてしまいますし、その逆で、情報が少なく空欄が多い書類では、やる気がない印象を与えてしまうでしょう。

他にも、経験者やベテランに多い傾向として、業界専門用語を多用しすぎて分かりにくい職務経歴書は、NGになりやすいと思ったほうがよいでしょう。

職務経歴書が書けない時の理由・対策をする

中には、職務経歴書を書くためのネタが乏しいというタイプの人もいます。過去にバイト経験しかない、あるいは、就職経験がないため自己アピールになるスキルが分かってない人です。

しかしそのようなタイプの人でも、事前に対策を練って職務経歴書を作成する必要があるでしょう。重要なポイントは、過去にやって来たことではありません。

その企業でこれから何をしていきたいかを、面接官へ熱意をもって伝えることにあります。さまざまな例文がネット上にも点在するので、調べながら自分の言葉で書くようにしましょう。

面接で職務経歴を聞かれた場合のポイント

転職時の面接試験では、必ずといえるほど職務経歴を確認されるはずです。これまでに自分が関わった仕事と実績・資格などを、簡潔に伝えられるように事前に整理しておくことがポイントです。

では、面接時にて職務経歴を聞かれた際の、回答のポイントについて紹介します。

職務経歴を「簡潔」かつ「具体的」に回答する

面接にて職務経歴を聞かれた際は、できるかぎり簡潔で具体的な回答を意識しましょう。面接時間は誰もが短いため、無駄を省き手短にポイントを伝える工夫が望ましいでしょう。

経験・実績を詳しく伝えたいあまり長々と回答してしまうと、面接官から途中で遮られる可能性があります。面接での回答としては1分程度の目安にまとめておくよう、事前に確認しておくことです。

その上で、面接官がさらに詳細を聞きたいというのなら、細かめに回答してあげてください。とくに数値をあげて説明すると効果的です。

例えば「営業職として10年勤務し、500社との交渉を重ねてきました」といった表現をしてみましょう。

実績・成果は入社後活かせることを答える

転職回数が多い人は、マイナスの印象ではないかと思いがちです。しかし、そのマイナス要因もプラスに転じて説明することができます。

面接時では、豊富なキャリアがいかにして該当企業の役に立つのかを考えて説明すればよいのです。転職者への期待値は、入社後の即戦力になるか否かにかかっています。

過去の実績や成果、経験やエピソードを豊富に持っている印象を与えることが大切です。上述と同様に、実績は数値にして回答していきましょう。

面接では職務経歴書に情報をプラスする

転職のための面接試験では、職務経歴書の内容へさらにプラスする意味で、エピソードなどを交えた回答をするとよいでしょう。面接時間が限られていることは確かです。

それでも面接者は応募書類に書かれた内容を紐解き、さらに深いことを聞きたいと考えています。職務経歴書に書かれた内容だけを謎った回答では納得しないでしょう。

書類の記載事項をさらに深くした応えを用意し、簡潔にまとめて伝えられるようにしておきましょう。

職務経歴書の書き方をしっかりチェックして転職を成功させよう!

転職者は中途採用となるため、履歴書と職務経歴書の提出を求めるケースがほとんどです。職務経歴書の内容の大半は、過去の職務内容の詳細や資格などを具体的に網羅することになります。

そのため書き方の注意として、面接時での質問の回答と職務経歴書の内容は一致していることが必要条件となり、回答の内容は、さらに彩るような魅力を感じさせる工夫が大切です。

まずは、例文などを参考にして、しっかりと職務経歴書の書き方の基本をマスターして、転職活動の一環として役立てましょう。

スタートアップ転職ならソーシング・ブラザーズ

こういったお悩みをお持ちではありませんか?

・スタートアップ企業の見極め方がわからない

・希望に見合うスタートアップ企業が見つからない

・スタートアップに関する情報が足りない

転職に対する壁が低くなりつつある近年でスタートアップ企業に転職したい方も少なくありません。

そんな中、自分に合ったスタートアップ企業を見つけることに苦労している方が多くいます。

ソーシング・ブラザーズはこれらの悩みを解決します!

ソーシング・ブラザーズが選ばれる3つの理由~

・スタートアップ企業が多数登録!

・スタートアップ専門の人材紹介!

・情報収集がしづらいスタートアップの情報発信メディア!

このようにソーシング・ブラザーズであれば課題であったスタートアップに関する情報を一度に収集することができます。

まずは、スタートアップに関する情報をこちらからご確認下さい。

RECOMMENDED