CMOの役割を徹底解説!仕事内容や必要な資質・スキルをチェック!

2023.02.27

転職ノウハウ

CMOの役割を徹底解説!仕事内容や必要な資質・スキルをチェック!

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CMOは、アメリカにおいては多数の人から認知されており、役職を設ける会社が増加傾向にありますが、日本ではあまり浸透していません。

本記事は、CMOについて役割を徹底的に調査し、仕事内容、必要な資質、スキル、年収やなるためのキャリアパスを解説します。

CMOとは?

CMOはChief Marketing Officerの略称で、企業のマーケティングに関する業務をまとめる役職です。

また、市場・顧客の調査やマーケティング戦略の決定・実施等の役割を担い、取締役や執行役員等に就き、企業経営とマーケティング戦略をまとめる事もあります。

近年は、顧客の購買行動・生活様式・価値観が多様化し、企業がより良い「購買体験」を提供する為に、横断的なマーケティングが重要視されています。

そのため、CMOのポストが設置され、部署単位ではない顧客の立場での戦略立案を実現できるようになりました。

まとめるとCMOの仕事は、企業全体においてマーケティングに関わる仕事を統括することであり、組織内の協調性を高め、戦略的な目標達成に向けて活動することです。

CMOとCEO・COO・CFOとの違い

CMOと似たような表記にCEOやCOO、CFOがありますが、違いについて知らない方は多数いると思います。

次に、CMOとその他の役職の異なる部分について見ていきます。

CEO

CEOは、会社の社長や理事長と同様の地位を持ちます。

しかし、日本の会社法上ではCEOという役職は認められておらず、名誉ある称号として使用されています。

CEOは、経営戦略の立案と実行を行い、会社の目標達成に向けて全社的な方針を決定する重要な役割を担っています。

そのため、年収も高いことが多く、企業の規模や業界によって異なりますが、数千万円以上の年収が一般的です。

COO

COOとは、Chief Operating Officerの略称で、CEOの補佐役的なポジションです。

CEOの意向を受け、戦略立案や業務改善のための施策を企画し、部門やチームをまとめて実施する役割を担います。

COOの年収は、業界や企業の規模によって異なりますが、一般的にはCEOと比べて低めです。

ただし、COOは実際の業務の遂行に重点を置くため、CEOよりも実務経験や専門的な知識を求められる場合があります。

そのため、COOの年収は業務運営能力や実績によって大きく異なります。

CFO

CFOは企業において財務経理を担当する役割で、日本では財務出身者が就く場合が多いです。

財務管理は企業の健全な成長に不可欠であり、CFOは会社の金庫番として、企業価値の向上と財務管理を任されます。

そのため、CFOには高い専門性が求められ、年収も高水準です。

また、CFOを目指す人には、営業や管理、システムなどあらゆる業務に精通していることが望まれます。

CMOの年収

続いてCMOの年収についてはどうでしょうか。

他の役職は、基本的に年収が高水準である場合が多いですが、ここではCMOにおける年収について紹介します。

国内においてCMOを設置している企業はまだ少なく、国内におけるCMO年収については一概に言えないとされています。

しかし、CMOは役員クラスに位置することが多く、最高で2,000万円以上の年収も見込める可能性があります。

実際、年収1,000万円以上で役員を募集をかける企業も多く、CMOとしての年収もそれなりに高めになる傾向があります。

CMOの将来性

CMOの将来性についてはどうでしょうか。

次に、CMOの将来性について見ていきましょう。

現代のビジネスにおいて、CEOが求めているCMOは、顧客の体験を向上させ、デジタル技術を活用して組織変革をリードすることが求められています。

そして、テクノロジーを駆使することで、顧客に必要なサービスを適切なタイミングで提供し、利益を上げることができます。

また、CMOは社内の組織を統率し、競合他社より優れた利益を上げるために、ユーザーの使用期間を長くし、購入頻度や単価を向上させる戦略を立てることが重要です。

さらに、SNSの普及により、ブランドに対する消費者の期待も高まっており、CEOや経営陣はCMOが設定するブランド目標に着目しています。

今後、マーケティング機能はますます進化することが予想され、デジタルやデータの価値を理解し、顧客やユーザーのニーズに柔軟に対応できるCMOが、企業の成長をリードすることが期待されます。

そのため、CMOには将来性があり、ますます重要な役割を担っていくことが予想されます。

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CMOの役割・仕事内容

次にCMOが担う役割や仕事内容について紹介します。

マーケティング戦略の立案

CMOの役割は、単にマーケティングに責任を持つだけでなく、経営戦略をマーケティングに反映させ、企業のマーケティング活動を最適化することです。

CMOは経営陣の一員であり、仕事の内容としては人・モノ・資金などの経営資源を活用して、現場のマーケティング戦略に反映させることです。

その他にも現場のマネージャーやメンバーに同じ方向を示し、仕事を進めることが必要です。

全社で一貫したマーケティング活動を牽引する

マーケティング部門だけでなく、社内の各部署が連携し、一貫性のあるマーケティング戦略を実行することが、企業のブランド力向上と顧客満足度の向上には必要です。

そこでCMOは、社内部署の連携を主導し、たとえると顧客からの意見や苦情を製品開発やマーケティング活動に生かす戦略を策定します。

このような仕事によって、CMOは企業のマーケティング戦略の一貫性を確保し、顧客との関係性を良くする為の役割を果たします。

自社のマーケティングの強みを作る

インターネットの普及やAI技術の発展により、マーケティング業界では日常的に新しいツールや手法が生まれています。

CMOの役割は、こうした世間の流れを正確に捉え、自社に導入することでマーケティング面での強みを作成していくことです。

特にデジタルマーケティングの分野では、差別化が困難なため、先進的な解決策を選び導入することが重要です。

また自社のマーケティングの強みを作るためには、各チャネルや顧客の背景・心情に合う広告コンテンツを生成していくことも大事です。

これらのことからCMOは、技術開発だけでなく、人材開発・育成なども仕事として担うことがあります。

ブランドマネジメント

最近はTwitterやInstagram等のSNSやスマートフォンの普及により、ユーザー同士がつながり、企業が提供する商品やサービスについての情報発信が盛んになりました。

このような市場環境では、企業がブランド認知度の向上を促進させることが重要です。

このため、CMOは企業内で顧客の気持ちに寄り添う高度なスキルを扱い、マーケティング戦略に活かすための仕事を担います。

CMOに必要な資質・スキル

CMOとして仕事していくうえで必要になる資質やスキルが気になるという方も多いと思います。

次に、CMOに求められる資質・スキルについて紹介します。

顧客と良好な関係を気づく力

現代の消費行動は、SNSやスマートフォンの普及により大きく変化しました。

SIPSモデル(生活者の消費行動を「共感する→確認する→参加する→共有・拡散する」の4段階に整理したモデル)によれば、顧客が購買行動を起こすためには、まず「共感」を得ることが必要です。

そのためには、CMOは顧客の気持ちを理解し、顧客の声を代理で表現できるレベルに落とし込み、自社のマーケティングへと活かす能力が求められます。

このためには、顧客と良好な関係を築く資質が不可欠です。

チーム力の高い組織を作る力

CMOは、マーケティング部門だけでなく、他の部署との連携等も重要な課題となっています。

そのため、チーム力の高い組織を作る資質が必要不可欠です。

チームメンバーの意見を尊重し、情報共有やコミュニケーションを円滑に行い、目標に向かって共に歩むことが大切です。

また、リスクや失敗を恐れず、新しいアイデアを出し合い、試行錯誤を繰り返すことができるチームを形成することが必要です。

CMOは、個人だけでなくチーム全体の力を最大限に引き出し、自社のマーケティング戦略を成功に導くための資質を持つことが求められます。

リーダーシップ

CMOは、企業のマーケティングにおける指揮官であるため、リーダーシップの資質が必要です。

彼らは、マーケティング部門の部員達を率いて、経営戦略に基づいたマーケティング戦略を決め、実行することが求められます。

また、彼らは企業のブランドイメージを強化し、ブランド価値を高めるために、情報収集や発信に積極的に取り組む必要があります。

これらのことからCMOにはリーダーシップの資質が重要であると言えます。

データを駆使した意思決定

現代のデジタルマーケティングにおいては、CRMやBIなどのツールを活用することでデータを簡単に収集できるようになっています。

しかし、莫大なデータから自社のマーケティング戦略に必要な情報を効率的に抜きだし、意思決定するためには、CMOの資質としてデータ解析能力や統計学的知識が求められます。

人材を活かす能力

人材を活かす能力は、CMOにとって必要な資質の一つです。

効果的な人材活用は、企業の成功に不可欠です。

CMOは、マーケティングだけでなく、他の部署における人材の活用にも注力する必要があります

そのため、様々なバックグラウンドを持つ人材を最大限に生かすためには、リーダーシップやチームビルディングなどの資質が必要です。

CMOのキャリアパス

CMOになる為のキャリアパスはどのようなものがあるのか気になりますよね。

次に、CMOのキャリアパスについて紹介します。

キャリアパスは、以下の3つが挙げられます。

  • マーケティング部門の管理職からCMOになる
  • 営業からCMOになる
  • 商品企画職・ブランドマネージャーからCMOになる

それぞれのキャリアパスについて見ていきましょう。

マーケティング部門の管理職からCMOになる

CMOのキャリアパスの一つとしてマーケティング部門の管理者からなることが挙げられます。

マーケティングマネージャー・ディレクターといった役職は、多くが広告代理店等のマーケターからの転身者が多い職種です。

広告業界でキャリアをスタートし、アカウントプランナーやクリエイティブディレクターといったポジションで経験を積んだ後、事業会社への転職を検討する人も多いです。

その後、マネージャーとして実績を積んだ上で、管理職に昇進することができます。

管理職になった後は、部署の壁を越えて企業の利益を最大化するために、ビジネス戦略の立案や企画立案などの業務に携わります。

また、その後は、経営陣の一員として、経営戦略の策定やビジネスの成長戦略を担当するポジションとして、CMOというキャリアパスがみえてきます。

営業からCMOになる

マーケティング部門に限らず、営業からCMOへの登用や転職も可能なキャリアパスがあります

特に、BtoBでは営業部門との連携が欠かせず、営業出身者は製品や顧客についての深い知識を持っています。

営業部門の管理職からマーケティング管掌役員になるケースもあり、その後事業部門を経験することで、マーケティングだけでなく経営的なスキルも身につけられます。

そのため、営業から始まり事業部門を経てCMOを目指すことは、成功への適切なキャリアパスといえます。

商品企画職・ブランドマネージャーからCMOになる

商品企画職で商品やサービスを考案し、リリースする経験を積み、その後マーケティング職に異動し、CMOになるキャリアパスがあります。

商品企画とマーケティングの業務には類似性があるため、CMOになれる可能性が充分にあります。

また、ブランドマネジメントやBtoCマーケティングに重きを置く企業においては、CMOはブランド価値を高め、ユーザーとの信頼関係を構築する役割を担います。

このようにブランドマネージャーは影響力のある仕事のため、商品・サービスを開発・育成できる経験は、CMOへのキャリアパスとして最適です。

CMOにはマーケティング・マネジメントの知識・能力が求められる

CMOは企業のマーケティング戦略を立案し、実行する責任者であり、マーケティングの観点から企業価値を最大化するために様々な戦略を立案する必要があります。

そのため、マーケティング・マネジメントの知識・能力が必要不可欠です。

具体的には、市場調査やデータ分析を通じて市場や消費者の動向を把握し、商品開発や販売促進の戦略を立案すること、ブランド戦略や広告戦略を含む総合的なマーケティング戦略を策定すること、そしてそれを部下や関係者に伝え、実行するためのマネジメント能力が求められます。

また、デジタルマーケティングやSNSの活用、顧客とのコミュニケーション戦略など、最新のトレンドにも精通している必要があります。

そのため、マーケティング・マネジメントの知識・能力が欠かせないポジションであると言えます。

まとめ

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