弁護士のキャリアパスを解説!多様化する中でのキャリアアップの実現とは?

2023.02.11

転職ノウハウ

弁護士のキャリアパスを解説!多様化する中でのキャリアアップの実現とは?

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司法試験に合格して弁護士になったら、その後のキャリアパスが気になるところです。社会が多様化する中で、花形な職業とされる弁護士には、どのような将来性が期待されているのでしょうか。

今回は、弁護士のその後のキャリアパスについて紹介していきます。また、弁護士がキャリアをさらにアップさせるための転職のコツやポイントも併せた特集です。

 

弁護士のキャリアは多様化している

かつては、司法試験合格後の弁護士が辿る進路は、大きく4つのルートがありました。それぞれ法律事務所・一般企業の法務部(インハウスローヤー)・裁判官・検事です。

その中でもオーソドックスなのが、法律事務所のスタッフとして働くことが当然でした。ところが時代の流れや変化にともない、弁護士の就職先もかなり多様化してきています。

 

インハウスローヤーの増加

近年、弁護士の働き方には、インハウスローヤーという選択が増えています。求人案件が次第に増えていることも理由の一つです。

インハウスローヤーとは、一般企業の中に配置された法務部へ所属し、その企業の社員として働く形態です。

インハウスローヤーのメリットは、一般的な法律事務所と比べて残業が少なくて好条件な待遇で迎え入れてくれるところが多い点です。

そのため、インハウスローヤーは仕事とプライベートを両立したライフワークバランス重視の人に最適な選択肢といえるでしょう。

概ねで、企業側は司法試験合格者をインハウスローヤーとして優遇する傾向があります。しかし、新入社員の平均年収としては400万円程度なので、法律事務所への就職よりも額面が低くなるでしょう。

また、最近では希望者も増えてきたため倍率が高くなり、採用内定も難関となりつつあるのがデメリットです。

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弁護士の主なキャリアパス

弁護士資格を得た人が就職するルートが時代とともに多様化しつつあります。しかし、それでも正規な形で弁護士として活躍する人が減少しているわけではありません。

あくまでも一線の弁護士としてキャリアを重ねて仕事を進めていく人もいます。ここでは、弁護士にとって代表的なキャリアパスをいくつか紹介します。

大手法律事務所

多くの弁護士がステイタスを求めて目指すキャリアパスが、大手法律事務所での仕事です。主に、アンダーソン・毛利・友常法律事務所、長島・大野・常松法律事務所などの四大法律事務所や、そこに準じた事務所が該当します。

これら大手の事務所に就職すると留学や出向などに赴くことが多く、昇格するのに10年近くかかることが普通です。

アソシエイトから、シニアアソシエイトやジュニアパートナーといった各段階を経ながらキャリアを積み昇進していくため、モチベーションを維持することが難しいとされています。

中小法律事務所

ほとんどの弁護士資格者が所属するのは中小法律事務所です。事務所の規模はさまざまなので一概には言い切れません。標準として、就・転職してから5年前後でパートナー昇格する傾向です。

パートナーになると、仕事を自分で取って売上に尽力する経営的なセンスも要求されます。

かなり実践的な部分があって経験値が上がることから、ある程度一定の年数を見計らい独立を考える弁護士もいるようです。

アソシエイトからパートナーへ昇格

弁護士のキャリアパスの中で必ず通る道が、アソシエイトとして入社しやがてパートナーへ昇進する流れです。これは弁護士のキャリアパスでは王道とされています。

将来的に独立を目指す人でも、まずは所属先でパートナーへの昇格を優先的に考えるはずです。司法試験合格後に就職した法律事務所にて、ある程度まで弁護士の経験を積みながら進級していきます。

そのルート自体はどこも同じですが、昇格するまでの期間の長さは法律事務所の規模や方針により違うのが特徴です。

事務所の移転

大小の規模に関係なく、勤務先の法律事務所を変える方法です。一般的なサラリーマンが転職をするのと同じ感覚だと思えばよいでしょう。

通常では、より規模の大きなやり手な法律事務所へ転職希望するものですが、キャリアパスには個人差もかなりあります。

年収よりも働き甲斐を求めたり、あるいは激務の中で働くことより、家族やプライベートの時間を重視して事務所を変えることもあり得るでしょう。

事務所からの独立

弁護士のキャリアパスの中でもよくある傾向として、一定の経験を積み独立を目指す流れです。

これは弁護士業界に限らず、どのような業種・職種でもあり得るキャリア形成なので、通年にわたって一定数の人が移行しています。

そのため、全国的にも法律事務所の数は年々増え続けているといえるでしょう。都市部では法律事務所の数も飽和状態です。競合が多く乱立する中で独立するため、経営難度も次第に上がっています。

起業

法律事務所を立ち上げて独立するのが激化する中、最近では、法律の側面を生かしながら別なアプローチで起業をする弁護士も登場しました。

例えば弁護士ドットコム・伊藤塾などが典型で、社会的な問題の解決や提案を中心とした、コンサルタント的な役割をしています。

ポイントとしては、法的な面に限らずビジネス的な視点を持った新しい形態でのキャリアパスです。弁護士間の競争から特化されているので、アイデア次第で将来的な展開が期待できます。

インハウスから法律事務所

インハウスローヤーから法律事務所へと所属するキャリアパスもあります。ただしこれはかなり狭い門とされ、入所難度が高い選択肢です。

司法試験合格後にインハウスローヤーで企業へ入社していることから、一般民事・刑事などへの対応が難しく即戦力にならないためです。

インハウスローヤーでの経験がなかなか生かせないのが現状ともいえるでしょう。それでも、タイミングや本人次第では可能性があります。

法律事務所からインハウス

法律事務所での勤務経験を生かして、大手企業のインハウスローヤーになる選択は、おそらく一番手堅いやり方です。多くの企業では、コンプライアンスやリスクマネジメントへの意識が高まっています。

法務部が配置された大手企業では法務に詳しい人材を求めている背景があり、民事や刑事の経験しかない弁護士でも転職できる可能性があります。

ただし、法律事務所ではない企業に属することになるので、業務環境にてギャップを感じて退職する人も少なくありません。

その他法律の知識を活かす職業

その他にも、例外的に弁護士にはキャリアパスがあります。例えば、法律事務所勤務を経て政界進出をする人がいます。実際に政治家や議員には、弁護士資格保有者が点在している現状です。

ただし、政界進出には選挙に勝つというハードルがあり、こればかりは自力でどうにかなるものではありません。

他には、弁護士でタレントとしても活躍する人が多くいて、コメンテーターなどを務めているシーンを見かけます。

その多くはタレント事務所に所属しているので、芸能界でのキャリアパスを考えている人は、そのルートでの人脈などを作ると道が開けるかもしれません。

弁護士がキャリアアップを成功させる方法

弁護士が転職を試みてキャリアアップに成功するためには、一般的なサラリーマンと同じように事前の準備や行動がポイントです。

経歴や目標などを確認し、腑に落ちるようなキャリアパスを描くことが大切でしょう。しかし、弁護士は一般企業へ転職するサラリーマンと違って、条件や環境の違いで年収の大幅な変動があり得ます。

慎重に取り組む姿勢が無ければ成功しないでしょう。では、弁護士がキャリアアップを成功させるために意識しておきたい内容を紹介します。

キャリアプランの具体化

弁護士にとってキャリアアップは具体的な方向性や考えが欠かせません。ただ職場を変えればキャリアとなるわけではなく、より経験を積み段階を経ていくことになるでしょう。

そこで年単位・段階ごとに、自分がどのような職務に就いて、何を成し遂げていきたいのかを明確に思い描くようにしましょう。

例えば、転職をするとしたらどのような案件の専門性を磨けるようにしたいのかです。

アソシエイトからパートナーへとキャリアパスを実現させるための具体的な学習、有名企業のインハウスローヤーになるために必要なことなど、転職したい場所での明確な自分を想像しておくことです。

年収にこだわらない

キャリアアップにおいて年収は大きな意味を持ちます。もちろん、経験を積んで実績を作り続けて年収がアップし、段階ごとに厚遇されるのを期待するのは当たり前な考え方です。

しかし、弁護士を志した際の動機は、多くの場合が社会的意義などの金銭面以外に重きを置いていたのではないでしょうか。年収などのお金にこだわりすぎると、初心の頃の純心さが失せていきます

次第に仕事の意義を見失ってしまうでしょう。弁護士のようなハードワークであればなおさら陥りやすく、下手をすれば汚職などで転落しかねません。

年収も重要なバロメーターですが、年収がすべてではありません。

経歴の再確認

弁護士としてキャリアアップするのなら今後のビジョンも大切ですが、今までの経歴もはっきりさせておきましょう。転職にて経歴を辿る作業やアピールポイントを見出すことは、一般的に共通です。

まず経験を書き出してみながら、時期は何年、どの事務所に所属し、年間何件の事件を担当してきたのかを言語化・数値化します。

自分のプロフィール・ポートフォリオを作成するものと思えばよいでしょう。また、その中で何が苦手なのかも自然と明確化できます。転職する際に役に立つはずです。

積極的な挑戦

転職のタイミングは、若い年代が有利になる傾向です。これは、弁護士の転職でも同じことがいえるでしょう。もし20〜30代であれば、失敗を気にせずに積極的に挑戦していく姿勢が望ましいです。

取り返しはいくらでもできるので、むしろチャレンジしながら転職のコツやタイミングをつかむことができます。

ポイントとしては、キャリアアップのための転職であるため、前職にて実績を作ってそれを体系化できる状態にしてからがよいでしょう。あまり安易に転職すると、評価が落ちてしまいかねません。

弁護士のキャリアプランを作成するポイント

理想の弁護士としてキャリアを形成するにあたって、しっかりとプランを練っていく姿勢が大切です。

しかし、キャリアプランは弁護士に限らず、どのような立場の人でも最良な作成方法に悩むものかもしれません。そこで、弁護士がキャリアプランを作成するための主なポイントを紹介します。

人と比べない

キャリアプラン作成での大前提といえるのは、他人のキャリアと比べて悩まないことです。

キャリアプランの目的と必要とする理由は、自分の状況や希望などから湧き出たものでなくては不自然な結果になるでしょう。

いちいち他人の顔色をうかがってみたり比較して優劣をつけていては、本当のキャリアプランは成立しません。例えば著名人のキャリアと自分を比較しても仕方がないのです。

再現できるかどうかは、時代背景や環境が違うため個人差が出て当たり前なものと割り切りましょう。あくまでも参考程度に留めておき、現実離れしたキャリアプランにしないことがポイントです。

目標を明確にして作成する

弁護士のキャリアプランでは、目標到達までの道筋がかなり長いものになるでしょう。そのため、各目標は、なるべく具体性のある明確な内容にしておく必要があります

まずは抽象的なキャリアプランでは、実践するためのアイデアやポイントが見出せません。大義名分ほど現実化しないのは、明確な段階を追っていないことが理由です。

その解決策として、10年先のキャリアプランなどは1年ごとに分解していきましょう。各年ごとに達成したい目標を決定して行動するのがポイントです。

常に情報を集める

キャリアプランを精査していくためには、情報収集をし続けていくことが理想です。

仮に、キャリアアップのために転職をしたい場合、外見からの雰囲気だけで判断すると、実情との異なる差に愕然とするかもしれません。転職して失敗するパターンの典型といえます。

転職活動だけではなく何か新しいことを始めるのであれば、その内容について事前の情報収集をしっかりと行っておきましょう。

情報収集のポイントとしては、書籍・公式サイト・求人票の確認・SNSや口コミサイトの閲覧・転職エージェントの利用などがあります。

キャリアプランはアップデートする

キャリアプラン作成のポイントとして、一度作っただけで完結させないことも忘れてはなりません。キャリアプランとは一度作って終わりではなく、たび重なるアップデートが大切です。

目安は1年に一度が適当でしょう。多くの仕事は1年のサイクルで流れて、また元の形へ近いようにスケジュールが戻ります。その中で業務が増えて質を問われる場合があります。

年度が変われば、前年度にできなかったことを反省しながら、新たな気持ちでアップデートが期待できるからです。年に1回は計画したキャリアプランを振り返り、修正・追加をする習慣を持ち続けましょう。

弁護士の転職・キャリアアップを実現するには

難関だった司法試験に合格すると弁護士になれます。しかしそれ自体をゴールにしがちです。重要なことは、弁護士として今後どう生きていくかではないでしょうか。

そのためには、弁護士資格を生かしたキャリアプランを立てながら、未来を描いて仕事に取り組む方法がポイントです。弁護士といえども安定した肩書きではありません。

一般企業のサラリーマンと同じように、将来のキャリアプランを実現させるからこそ存在の意義があるのです。

自分の性格に合わせた転職活動をする

近年では、ベーシックな弁護士業務だけではなく、インハウスローヤーやシステム構築、監修、タレントなどのキャリアアップに選択肢が増えてきました。

それは反面、自分が将来的にどのような立場になり、弁護士資格を生かしながらキャリアを積むのかを決定させることでもあります、

自分らしい仕事で安定した明るい未来を築くには、得意分野や性格を考慮しながら理想的な転職活動をすることが望ましいでしょう。

逆に、性格に合わない仕事を続けていると、心身的な負担が増えてしまいます。

転職エージェントを利用する

弁護士としてのキャリアアップ転職を成功させるヒントとして、転職エージェントを活用するのもおすすめです。転職エージェントは一般企業への転職者向けの印象があります。

しかし近年では、業界特化されたエージェントも多数登場してきました。弁護士・法務や管理部門などに強い転職エージェントも存在します。

転職エージェントに登録し、有益情報を得ながら転職活動をしてもよいでしょう。

弁護士の多様化するキャリアパスを実現しよう!

普通の若手弁護士は、司法試験に合格後、法律事務所にてアソシエイトからキャリアをスタートさせるのが常識とされています。

そこで、数々の事件や案件の量をこなしながら忙しさの中で弁護士のステイタスを築いていきます。しかし弁護士業界も多様化し始め、単なる弁護士では廃業しかねません。

未来に向けて自分らしいキャリアを築くために、早い段階でキャリアパスを意識しておく姿勢が大切です。

自分が得意で他を抜きんでているものが何かをはっきりさせれば、将来のキャリアは充実したものとなります。アソシエイト時代の苦労が実るはずです。

まとめ

こういったお悩みをお持ちではありませんか?

・スタートアップ企業の見極め方がわからない
・希望に見合うスタートアップ企業が見つからない
・スタートアップに関する情報が足りない

転職に対する壁が低くなりつつある近年でスタートアップ企業に転職したい方も少なくありません。

そんな中、自分に合ったスタートアップ企業を見つけることに苦労している方が多くいます。

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