社内SEへの転職は難しい?未経験でも転職を成功させる方法を紹介!

2023.02.07

転職ノウハウ

社内SEへの転職は難しい?未経験でも転職を成功させる方法を紹介!

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組織の運営をITで支える「社内SE」は長らく人気のある職業です。

人気企業では社内SEの求人倍率が200~300倍にまで達することもあり、転職を成功させるには強力な実績やスキルが必要です。

一方で社内SEが未経験の場合でも、企業との相乗効果を説明することで、さまざまな企業からオファーをもらえるようになります。

本記事では「社内SE」とは何かや、社内SEへの転職を成功させる方法に焦点を当て徹底解説していきます。

社内SEとは?

社内SE(システムエンジニア)とは、社内ソフトウェアなどの全体的な設計を行う職業のことを指します。

直接プログラミングを行うことはあまりありませんが、社内で必要となる題材をプログラマーへ伝えるのが主な業務であるため、プログラミングの知識を大いに役立てることができます。

社内SEの仕事内容

社内SEの役割や範囲は、大手企業と中小企業とで大きく異なります。ここからは、社内SEの具体的な仕事内容について解説します。

大手企業の場合

大手企業の場合は、大規模なプロジェクトが担当者によってそれぞれ細分化されており、システムの一部分を集中的に担当するのが特徴です。システム開発の効率化を図るために分業制がとられているため、周りと部署とのペースを合わせて業務を進めていきます。

中小企業の場合

中小企業の場合、単独または少人数体制でシステム全体の開発を担うことが可能となります。

ただし取り扱う業務範囲が広くなる分、組織全体とのすり合わせの機会も多くなるため、スケジュールがタイトになりやすいです。中小企業の社内SEは、自己管理能力が特に長けている方におすすめできる担当分野です。

社内SEが人気の理由

社内SEは企業全体の運営にかかわっていることから、職業としてのステータスが非常に高くなっています。IT業界そのものの求人倍率は平均して8~10倍と高くなっていますが、社内SEはその中でも特に人気のある職業です。

人気企業の求人では、倍率が200~300倍に達することもあります。

競争率が高く人気があるのには、勤務場所が変わらない・ユーザーとの距離が近い・幅広い知識が得られるなどの理由があります。

勤務場所が変わらない

通常システムエンジニアになる場合は、客先での「常駐SE」か、社内の案件を専属で担当する「社内SE」を選ぶ必要があります。

客先でのディレクションを担う「常駐SE」では勤務地が頻繁に変わる傾向があり、フットワークが軽い人でなければ、安定した業務を行うことができません。

一方で「社内SE」の場合は、勤務先の会社で提案されたシステム開発を専属で担当するため、長期的に同じ勤務先で働くことができます。

ユーザーとの距離が近い

プログラマーは、システムエンジニアからの提案をこなしていくのが主な担当のため、様々な人とのやり取りを重ねる機会はあまり設けられていません。

社内SEへの転職に成功した場合、社内に在籍している営業担当者をはじめ、様々な役職の方とのコネクションが生まれます。

さまざまな人とのやり取りを重ねたい方に、社内SEは適した職業といえるでしょう。

幅広い知識が得られる

社内SEでは、企業内の問題点や改善すべき点など、業績やブランド力を上げるために必要なプロセスを把握できます。

また新規事業や新サービスへも積極的に関わっていけるため、まだ世に出回っていない情報まで、幅広い知識を得ることができます。

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社内SEに転職するメリット

社内SE(社内システムエンジニア)に転職では、残業が少ない・気持ちに余裕を持って仕事に取り組める・景気に左右されにくいなどのメリットがあります。

残業が少ない

社内SEの残業時間は平均で13時間と、営業や事務を含めた全体においても非常に少ないです。

社内SEは社内で企画された業務を専属で行うため、納期等ですり合わせを行う必要がありません。全体的なスケジュールは長めのスパンでとられているため、開発などの業務を余裕を持って進められます。

社内SEでは、以下のような範囲の業務をメインで担当します。

  • システムの設計・運用・保守・管理
  • ヘルプサポートの業務
  • 他社ベンダーとの調整

気持ちに余裕をもって仕事に取り組める

残業時間が少なく「取引先」は勤務先の企業となるため、プロジェクトの進行ペースは基本的に安定しています。

自社の方針が理解できているため、ニーズの汲み取りが容易です。クライアントを複数抱える必要がないため、精神的な安定と両立しながら業務を進めることができます。

景気に左右されにくい

社内SEは、不況に陥った場合でも「クライアントが減少する」といった現象が起こらないため、案件が入ってくるまで待機する必要がありません。

安定して案件を受注できるというメリットから、企業専属のシステムエンジニアへ応募する方は大変多いです。

社内SEに転職するデメリット

社内SEへの転職には、以下のようなデメリットもあります。

  • ヘルプデスクがメインになる可能性がある
  • 企業によっては開発業務に携われない可能性がある
  • コスト部門と見られる可能性もある

ヘルプデスクがメインになる可能性がある

社内SEの担当業務として、ヘルプデスクサポートがあげられます。実はシステムエンジニアでは、システムの開発だけでなく、社内やクライアントからの問い合わせ対応も担当しています。

社内SEのヘルプデスクでは、社内で発生した問い合わせに対して、マニュアルに沿って対応していきます。

社内のヘルプデスクで対応する範囲には、以下のようなものが含まれます。

  • PCの故障・ソフトウェアの不具合
  • 社内システムの仕様や使い方に関する説明

企業によっては開発業務に携われない可能性がある

ヘルプデスク専任になった場合は「プロジェクトの担当に携われなくなる」ということになります。これでは、わざわざ社内SEに転職した意味がなくなってしまいます。

ヘルプデスクの取り扱い業務はクレーム対応がベースとなっているため、精神的な負担が他業種と比べて大きくなりがちです。

またヘルプデスクのみの業務では専門分野を習得しきれない可能性もあるため、将来性もあまりないといわれています。

社内SEのスキルを活かせる業務ではありますが、あくまでも補助的なポジションで担当できるよううまく調整していきましょう。

コスト部門とみられる可能性もある

「コスト部門」とは、会社で直接的な利益を生み出さない部門のことを指します。企業によっては、賞与が少なくなったり、一定の評価が貰えなかったりする場合もあります。

このため社内SEでの転職では、転職先の企業風土を入念に調べることで、部門としてのポジションを把握することができるでしょう。

社内SEへの転職はなぜ難しいのか?

「社内SE(社内システムエンジニア)」は職業としてのステータスが高く、転職も難しいと言われています。

具体的な理由には、以下の項目があげられます。

  • 募集枠が少ない
  • 年齢やスキルの採用基準が厳しくなっている
  • 役割や業務内容が企業で異なる

募集枠が少ない

社内SEへの転職は、特筆すべき実績がなければ難しいです。

そもそも、IT系の職種自体の倍率自体は8~10倍と他業種よりも高く、社内SEはその中でも人気がある担当分野になります。

これは、募集がかけられる機会がまれであることも影響しています。

募集枠は「欠員の補充」や「事業拡大による募集」と限定されているため、採用人数も1人や2人、多くて3人といった具合となります。そこに応募者が殺到することで、倍率が50倍、100倍と膨れ上がっていきます。

社内SEの倍率を突破するためには、応募先の企業に一目置いてもらうための強力な実績の獲得が必要となるでしょう。

年齢やスキルの採用基準が厳しくなっている

近年では募集枠が少なくなっていることもあり、年齢やスキルの採用基準まで厳しくなっています。

社内SEで取り扱う業務範囲は企画などの上流工程となるため、未経験で転職できる確率は高くありません。

未経験OKと記載された求人へ応募した場合でも、他職種の実績が豊富でなければ、採用してもらえないケースがほとんどです。

年齢については他職種と同じく、キャリアが長くなるにつれて、豊富な実績やスキルが求められてきます。

役割や業務内容が企業で異なる

社内SEの業務分野は、ソフトウェアの開発だけに留まりません。

改めて「社内SE」で取り扱う仕事内容を見てみましょう。

  • ソフトウェアの設計
  • ハードウェアのベンダー発注・管理
  • 社内システムの現状把握や改善
  • 運用方法の策定・社員への周知
  • IT予算の管理
  • システムに関するヘルプデスクサポート

特に大企業ではこれらの業務が細分化されていることが多く、ヘルプデスク専門のサポートに配属されることも少なくありません。

社内SEへの転職に必要なスキル・資格

社内SEへの転職に必要なスキルや資格は以下の通りです。

  • コミュニケーション能力
  • 上流から下流のシステム開発スキル
  • 折衝能力
  • 情報セキュリティマネジメント試験
  • プロジェクトマネージャ試験

コミュニケーション能力

社内SEでは、システムの運用方法を自社の社員へ周知したり、自社で開発しているソフトウェアの設計内容をプログラムへ伝えたりと、様々な役職の方とのやり取りを重ねていきます。

このため、コミュニケーション能力は特に重要となるスキルです。

上流から下流のシステム開発スキル

「上流」とは、システムの全体の概要や設計を行うことです。

一方で「下流」とは、策定された設計書などをもとに、実際にプログラミングを行うことを指します。

上から下へプロセスが進む様子が「ウォーターフォール」と呼ばれるモデルに例えられており、上流は前半部分、下流は後半部分ともいわれています。

プログラマーの対応範囲やリソースを把握するためにも、下流のスキルであるプログラミングを合わせて習得することで、やり取りをよりスムーズに行うことができるでしょう。

折衝能力

折衝能力とは、実現できることと実現できないものの判別を双方で行い最終的な折り合いをつけることを指します。

限られた人員と設備でどこまで開発を行うことができるか、明確な目標を策定し、迅速に周知することで、組織全体の業務をスムーズに回していけるようになります。

情報セキュリティマネジメント

情報セキュリティマネジメント試験」は、業務で個人情報を取り扱う人に重宝される資格です。ポジションは「ITパスポート試験」の上位互換となっており、どのような企業の就職においても有用な資格となります。

情報セキュリティやシステムネットワークなどのほか、経営に関する分野でも積極的に出題されるため、企業の業務に直結する知識を養うことができます。

受講料は1回5,700円(税込)と高額ではないため、余裕がある場合は資格の取得をおすすめします。

プロジェクトマネージャ

プロジェクトマネージャ(PM)試験」は、システム運用などの実務を経験されたことのある方におすすめの資格となります。

官公庁などの大企業では、実務経験を伴う本資格の保持者を歓迎している傾向があります。有数の難関国家資格となるため、未経験の場合にはあまりおすすめできません。

未経験で社内SEへの転職を成功させる方法

未経験でも、社内SEへの転職を成功させることは可能です。

適切な部署で働けるようにするには、これまでの経験やスキルで合致するものをまとめ、業務内容を理解しましょう。システムエンジニアになりたい理由を明確に説明できるようになれば、転職に成功する確率が大きく上がります。

職務経験や持っているスキルをまとめる

これまで経験した職務内容や保有しているスキルに、SE(システムエンジニア)の業務にマッチするものが無いか、紙に書き出してみてください。

強力な実績やスキルを提示することで、自身の存在を様々な企業から一目置いてもらえるようになります。

企業分析をして社内SEの業務内容を理解する

転職を志望している企業や部署はどのような業務を担当しているのか、リサーチしましょう。

一括りに社内SEと言っても業務範囲は多岐にわたるため、自分が目的としている業務がきちんと遂行できるかを事前に判断しておく必要があります。

志望動機を明確に説明できるようにする

面接では、社内SEに応募した動機を聞かれることでしょう。

社内SEへの転職では、特にキャリアアップや他職種とのコミュニケーションを重要視している人材が好まれる傾向にあります。

これまでの実績と今後の自身のキャリアを繋げた上で、転職先の企業と自身の間でどのような相乗効果が生まれるのか担当者の方へ理解してもらえるように努めましょう。

転職エージェントを活用する

SEの実情や転職時のポイントについて直接レクチャーを受けたい場合は、転職エージェントの活用がおすすめです。

転職エージェントでは、自身でリサーチし切れない転職に関するノウハウやインターネットに出回っていない情報が多数掲載されているため、転職をより有利に進めることができます。

職務経験やスキルを活かして社内SEへの転職を実現しよう

社内SEシステムエンジニアの求人倍率は非常に高く、人気の高い企業であればなおさら突破することが難しくなるでしょう。

しかし、企業から一目置かれるような強力な職務経験やスキルがあれば、採用してもらえる確率は一気に高くなります。

どのようなスキルがあれば採用されやすいのか、転職エージェントのサービスであればその辺の実情までしっかりと把握できています。

このスキルは社内SEへの転職に使えるのか?

今の職務経験では、倍率を突破できる気がしない…

その様に感じたら、まずは転職エージェントへ相談することで、安心して転職活動を進めることができますよ。

まとめ

スタートアップ企業に転職を希望している方々に関する主な課題は、

・自分に合ったスタートアップ企業が見つからない

・転職したいがスタートアップ企業に関する情報が足りない

・スタートアップ企業の見極め方がわからない の3点です。

近年4人に1人は1回転職しているといわれ、転職に対しての意識の変化が起きております。そんな中スタートアップ企業に転職を成功させたいがスタートアップに関する情報が足りずに不安で一歩踏み出せないでいる方が多います。

また、大手転職サイトに登録しても自力で希望に見合う求人が見つからなくて悩んでいる方も多くいます。

上記の課題を解決してくれるのがスタートアップ・ベンチャー企業特化の転職エージェント「ソーシング・ブラザーズ」です。

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