仕事のストレスの解消法は？原因やストレスをためやすい人の特徴などを解説！

仕事をしていてストレスを全く感じないという方はまずいないでしょう。
そのストレスは軽いものであればあまり問題ありませんが、ストレスが限界に近い場合には注意しなければなりません。
頑張るということは素晴らしいことなのですが、心身を壊してしまったのでは元も子もありません。
そこで今回は、仕事でストレスを感じてしまった場合の解消法とその原因、ストレスをためやすい人の特徴について解説します。

【目次】

1 仕事でストレスを感じる主な原因
2 転職するならソーシング・ブラザーズ
3 仕事でストレスをためやすい人の特徴
4 仕事のストレスによる身体の症状
5 仕事のストレス解消方法
6 ストレスチェック制度とは
7 仕事のストレスサインが出たらうまく解消しよう！
8 まとめ

仕事でストレスを感じる主な原因

働いていれば、誰しも多少のストレスは感じます。
ここではまず、代表的なストレスの原因を解説します。

職場の人間関係

人間関係のストレスは、仕事はもちろんプライベートでも感じることが多いストレスです。
そのなかでもストレス度が高くなる要因として、セクハラやパワハラをしてくる上司がいる場合や細かいことにいちいち文句をつけてくるお局的な人がいる場合に感じるストレスは大きいでしょう。
サービス業に従事している場合は、社内の問題だけではなく、お客様に対してストレスを感じるケースもあります。

残業が多い

与えられた仕事をどんなにスピードを上げてもこなしきれずに終わらない。やっと終わったと思っても次のタスクを振られて残業が続くなど仕事が途切れずに続くことは多くの人にとってストレスの大きな原因になります。
毎日残業が続くような働き過ぎはまさにストレスになるでしょう。
また、自分が与えられるタスクだけハードなノルマを課されたりする場合も大きなストレスになるでしょう。

仕事への責任感やプレッシャーが大きい

責任の大きな仕事や失敗できない仕事を任されている人に対しては、より大きなストレスがのしかかります。
昇進や異動することにより環境が変わり、部下を持つことによりプレッシャーを感じる人もいます。
適度な責任感は必要ですが、強すぎる人は周囲に弱みを見せられなかったり、すべて自分ひとりで抱え込んでしまう傾向があり、大きくストレスを感じる傾向にあります。

給与が仕事量に見合わない

そもそも給料は仕事のモチベーションを左右する大きな要因です。
長時間働いているのにも関わらず残業代が出ない、成果が伴っているのに給料が上がらないというのはストレスの原因の1つになります。
収入のアップを目指して副業をしようにも、本業の就業時間が長ければそれもままなりません。
「給料を増やしたいのに、その方向に向いた行動ができない」というジレンマにストレスを感じるでしょう。

転職するならソーシング・ブラザーズ

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仕事でストレスをためやすい人の特徴

まったく同じ状況下に置かれても、ストレスの感じ方には個人差があります。
それではどのような人がストレスを感じやすいのでしょう。
ここでは仕事でストレスをためやすい人の特徴を見ていきます。

完璧主義でミスを許せない

強い責任感を持つ人や完璧主義の人は責任者向きでプロジェクトリーダーなどの立場にいる方が多い傾向です。
しかし、プロジェクトを任されると「全てを完璧にしなくては」と元来持つその性格から一人で何もかも背負いこみ過ぎる傾向があります。

また、ちょっとしたミスでも許せずに自責の念に駆られたり、完璧を求めすぎて必要以上にプレッシャーを感じることもあるようです。

必要以上に我慢して他人に合わせる

自己評価が低かったり、つい周りの人にあわせてしまったりする人もストレスをためやすいです。
このタイプの人は、他人への気遣いが上手で、自分の感情を抑え込む傾向が強いです。

協調性はありますが、反面必要以上に我慢して他人に合わせる人が多くストレスを抱えがちです。
上下関係がある状況だと顕著にこの傾向が現れ、心身ともに疲弊しやすくなります。

断りたいけど断れない、嫌なことを嫌だとは言えないなど小さな積み重ねがストレスになるのです。

せっかちで真面目

社内でのコミュニケーションや会議、プロジェクトなどで結論や結果をすぐに求めていないでしょうか？
せっかちな人は、真面目で時間に厳しく自分の基準のスピードと周りの人たちとのスピードが合わず、そのことに対してストレスを抱えている可能性があります。

また、「自分がやればもっと早くできる」という思いから、他人にも厳しく接してしまい、人間関係でも苦労することが多くなってしまいます。
せっかちな人は時間に追われやすいこともストレスを感じる原因といえます。

仕事のストレスによる身体の症状

ストレスが原因で起こる身体と心の不調とはどのようなものがあるでしょう。
誰でも思い浮かぶのは「元気がない」「意欲が出ない」「気分が憂鬱」などでしょうか。
しかし、これらの症状は仕事上のストレスが「中度〜重度」といったレベルまで進んでしまったときにみられる症状で、初期の時期の症状は通常時と見分けがつかないことも多いのです。
ストレスの症状はまず身体症状が現れます。
ここではストレスによる症状を見てみましょう。

疲れが取れない

仕事で大きなストレスを受けている場合や緊張感が抜けていないような場合は、疲れているのに寝付けないということがあります。
仮に眠れたときでも、眠りが浅かったり、うとうとしているだけであったりと睡眠の質が悪くなります。

その結果疲れが取れなくなってしまいます。
時々眠れなくなるのは、誰にでもありますが、そのような症状が1週間以上続くようであれば、身体に異変が起きているのです。
逆に寝ても寝ても疲れが取れないというのも、疲れがたまっているサインです。

夜眠れない

睡眠というのはその時々の身体や心の状態が顕著に現れます。
疲れていて眠いのに、目や頭が冴えてしまいなかなか眠れないと次第に「明日も仕事だから早く寝ないと」と焦ってしまいます。
焦ってしまうとますます眠れなくなってしまいます。

睡眠が十分に取れていなかったり、寝てはいるものの睡眠の質が悪い場合は翌日の仕事に悪影響を及ぼす可能性があります。
寝不足は判断する能力や記憶力を鈍らせ、生産性を著しく下げてしまうのです。

食欲の低下

仕事が終わり、お腹が空いているのに食欲がないのはなぜでしょう？
それはストレスによって交感神経が必要以上に刺激されているためです。

人間関係や仕事のプレッシャーなどの不安や悩みからくるストレスや疲れからくる身体的なストレスが続くと交感神経が必要以上に刺激され、消化吸収を促す副交感神経の働きが抑えられ、食欲が低下してしまうのです。

食べ物の消化吸収は、副交感神経が優位なときに促進されるのです。

気分が落ち込む

気分が落ち込んでしまうと、明るい気持ちや楽しい気持ちになれず否定的、悲観的な気持ちになります。
このような経験はは誰にでもありますが、このような状態が続いてしまうとちょっと心配です。

気分の落ち込みは仕事に対するやる気にも現れます。
仕事に対する意欲も薄れてしまうのです。
そんなときに「もしかしたら、うつ病？…」などの考えが頭をよぎることもあるでしょう。

今まで楽しめていた趣味が楽しめない

症状が進んできてしまうとこのような症状が現れます。
「野球が好きで毎晩ナイター中継を見ていたのに、最近興味が亡くなってしまった」「以前は毎週末釣りに行っていたのに、行かなくなってしまった」「読書が趣味だったのに、読まなくなった」これらは当人にとって楽しい行動だったはずですが、すっかり楽しくなくなってしまう。
ここまでくるとすでに中等症です。
早めの対策のほうが改善も早くなりますので、ここまで症状が進む前に受信することが大切です。

人に会うのを避ける

仕事の人間か関係に関するストレスを抱えると、「人と関わると損をする、傷つく」と考えてしまい、人間嫌いになってしまうことがあります。
特に劣等感を感じる可能性がある人とはなおさら会いたくありません。
自尊心を傷つけられるのを恐れて、人と関わるのを避けてしまうのです。

仕事に行きたくなくなる

実際は「会社に行きたくない」と思いながらも、我慢して自分を奮い立たせて会社に向い人が大多数でしょう。
しかし、仕事に行きたくない気持ちを乗り切っているうちに身体的症状が現れる場合があります。

「憂鬱で眠れない」「朝起きたけど体が動かない」このような身体的症状はやる気やモチベーションでなんとかなる問題ではなく、心療内科で扱われる病気です。
病院に行って適切な処置を受けなければなりません。

仕事のストレス解消方法

ストレスを軽減するためには多種多様な方法があります。
ここからはどのようなことに気をつければ良いのか、代表的な方法を紹介します。

睡眠を十分にとって休息する

ストレスを感じているときだからこそ、質の良い睡眠を確保し心身の疲れを持ち越さないようにしましょう。
まず、基本的なことではありますが、早寝早起きの生活を心がけて、少しでも疲れたと感じたら、早めに休むようにしましょう。
日中もカフェインを控え、スムーズに睡眠に入れるように、就寝の2時間前までに食事を済ませ、1時間半前に入浴、その後はデジタル機器はオフにするなど少し工夫するだけで睡眠環境を整えられます。

食事の栄養バランスに気を付ける

体の健康を維持するための必要な栄養素が足りないときに、ストレスを感じやすくなったり、ストレスに弱くなるなど、ストレスと食事には密接な関係があります。
栄養の偏った食生活や暴飲暴食はもってのほかです。

抗ストレス効果が期待できる栄養素は以下の通りです。

ビタミンB群：抗ストレスホルモンを作る栄養素

豚肉、レバー、カツオ、マグロ、アボカドなど

ビタミンC：抗ストレスホルモン合成に欠かせない栄養素

ゴーヤ、ブロッコリー、小松菜など

トリプトファン：感情を穏やかに保ち、ストレスを減少してくれる「セロトニン」の材料

豆乳、枝豆を始めとした大豆製品

適度に運動をする

ストレスが溜まると、肉体的にも精神的にも緊張した状態が続き、筋肉が固まってしまいます。
そのため、肩こりや頭痛などに悩まされやすくなります。
特にデスクワークに従事している方は長時間同じ姿勢で過ごすことも多く、全身が凝り固まったように感じる方もいるでしょう。
こまめにストレッチを行ったり、ウォーキングやジョギングを取り入れながら、身体を動かして心身の緊張をほぐしていきましょう。

仕事後や休日に趣味や娯楽を楽しむ

趣味といっても難しく考えることはなく、「お風呂にゆっくり入りマッサージをする」「一駅分ウォーキングする」など小さな趣味でいいのです。
大切なのは仕事とは全く関係なく趣味にすることです。
もちろん、スポーツや映画・音楽鑑賞、読書、旅行、ドライブなどの一般的な趣味であっても構いません。
趣味に没頭している間はストレスを忘れることができるでしょう。
楽しいと感じることを実践しましょう。

信頼できる友人・上司などに悩みを相談する

上司や先輩、同僚など、近くで仕事をしている人の中で信頼できる人がいれば、相談してみましょう。
同じ考えを持っている可能性もありますし、納得のいくアドバイスを受けられるかもしれません。
また、同じ職場の人では話しづらいのであれば、信頼できる友人や家族に話してみましょう。
自分では気付かなかった見方がわかったり、話すことによって解決する場合もあるので、一度相談してみるといいでしょう。

何事もポジティブに考える

自分の仕事ぶりに自信が持てずにネガティブになってしまい仕事に行きたくないと感じてしまった場合は、自分の強みであったり、長所をノートに書き出してみましょう。
ノートに書き出して視覚化して、自分のこれまでの頑張りや成長を確認できるのでモチベーションが向上していきます。
このように何事においてもポジティブに考えていくのがとても大切なことです。

目標を設定し達成するよう努力してみる

締切がある仕事や与えられたプロジェクトがある場合は、期日を逆算して達成の目標期日を決めておきましょう。
ストレスを感じやすい人は、神経質で自分に対する評価が低すぎる傾向があるようです。
自分が達成できたことを褒めてあげることも、とても大切なことです。
また、「このプロジェクトが終わったら美味しいものを食べに行く」などといった個人的な目標を持つことでも、モチベーションが上がります。

ストレスチェック制度とは

ストレスチェック制度とは、2015年12月より50人以上の労働者がいる企業に対して義務化された制度です。ここからはストレスチェック制度の概要や意図、目的、義務化対象企業などに関して解説します。

ストレスチェック制度の概要

ストレスチェック制度とは、企業のメンタルヘルス対策のために設定された制度です。
定期的に従業員のストレス度合いを測るテストです。
検査結果が悪ければ、産業医の面談を受けることが可能で、ひどい場合は休職の手続きもできます。
労働者数が50人以上の企業では年に1回の実施が義務化されています。
対象は契約社員やパート、アルバイト派遣スタッフも含む全ての労働者です。

ストレスチェック制度の意図・目的は？

ストレスチェックの最大の目的は、労働者のメンタルヘルスの不調を事前に防ぐことです。
検査結果は対象者に直接通知されますので、労働者が自分のストレスに気付き、ストレスをためないように対処できるのです。
ストレス負荷が高いケースでは、医師と面談をしてアドバイスをもらうこともできます。
もう一つの目的は、会社に仕事の軽減などを行ってもらうことで職場環境を改善し、さらに働きやすい職場づくりを目指すことです。

ストレスチェック制度の義務化対象企業

ストレスチェックは、労働安全衛生法によって50人以上の労働者がいる事業所において年1回の実施が義務付けられています。
実施しなかったことによる罰則はないものの、労働基準報告書への報告が義務付けられています。
これはストレスチェックを実施しなくても報告義務があり、こちらには罰則があります。
ストレスチェックの趣旨を理解して実施しましょう。

仕事のストレスサインが出たらうまく解消しよう！

仕事を続ける限りストレスをゼロにするのは難しいですが、同じ場面で同じ状況になったとしてもストレスの感じ方には個人差があります。
また、人によりストレス解消法や予防法が異なるのも事実です。
ストレスを防ぐ工夫をしながらも、たまってしまったストレスを適度に発散できる方法を見つけておきましょう。
ストレスチェック制度などを利用し自身の状態を把握して、万一ストレスが限界を超えそうなときは、無理することなくメンタルクリニックなどで医師の診断を受けましょう。

まとめ