共創で拓く次世代農業、バンドー化学が描く未来像

共創で拓く次世代農業、バンドー化学が描く未来像

バンドー化学株式会社様

バンドー化学社の新規事業創出の一環として、アグリテック領域での有望スタートアップ連携を支援。AI・ロボティクスによる農業自動化を手掛ける inaho社との接点構築から、現場視察、技術適合性の確認、文化・言語の橋渡しまでを伴走し、資本提携の合意と収穫ロボット分野での共同開発着手に繋げた。

プロジェクト背景

プロジェクト期間 7カ月
課題
  • 中長期経営計画で掲げる「共創による新規事業創出」に向け、既存事業領域外での事業機会拡大を目指していたが、特にAI・ロボティクス分野の有望スタートアップとの接点が不足していた。また、技術・市場の双方で適合性を評価できる情報や機会が限定されていた。
ご要望 自社の技術資産とシナジーを生み出せるアグリテック系スタートアップとの接点を短期間で構築し、将来的な共同開発や市場展開を視野に入れた資本提携の実現につなげたい。

ご支援内容

フェーズ1

バンドー化学社の中長期経営計画における「共創による新規事業創出・コア事業の深化」に則り、AI・ロボティクスを活用したアグリテック領域への進出機会を探索。特に、農業現場で課題となっている人手不足・効率化ニーズと、バンドー化学社の伝動ベルト・搬送ベルト技術が統合できる可能性に着目。探索対象のスタートアップや技術カテゴリを絞り込み、評価優先度と接触アプローチの方向性を明確化。

フェーズ2

ソーシング・ブラザーズを通じたファーストコンタクトにおいて、効率的な情報交換を促すための事前準備を実施。バンドー化学社側から inaho社への企業理解を促す情報整理や議論ポイントの提示に加え、双方の期待領域や技術的関心領域を事前にすり合わせ、初期面談を意義あるものとした。現場視察(新潟農園)まで含めた対話設計に伴走し、技術理解と相互信頼を形成。

フェーズ3

inaho社の収穫ロボット技術と、バンドー化学社の専門領域であるゴム・ベルト技術との連携点を明らかにするため、技術要件・製品仕様・整合性の検討軸を整理。現場訪問により、実際のロボット動作から得られた洞察を活かし、専門的視点での技術相談や改善アイデアを提示。ハンド部分におけるベルトおよび素材選定の技術的提案など、具体性のある支援を通じて連携価値を向上。

フェーズ4

大企業とスタートアップでは、意思決定の優先軸や交渉の進め方が異なるため、相互理解を深めるためのコミュニケーション設計を実施。バンドー化学社が重視する品質・安全性・長期安定性の視点と、inaho社が持つスピード感や実証重視の姿勢をすり合わせ、双方が納得できる条件形成を実施。さらに、単なる契約条件の交渉に留まらず、将来の協業像や役割分担のイメージを共有する場を設定し、合意形成を円滑に推進。

結果

有望スタートアップとの資本提携を成立させ、現場レベルでの共同検討を開始

  • AI・ロボティクス分野のアグリテック企業(inaho社)との資本提携を実現
  • 現場視察や技術適合性の確認を経て、製品改善や新規機能開発の検討を着手
  • 双方の文化や意思決定プロセスの違いを調整し、スムーズな協業体制を構築