東京でM&A会社に転職するには?アドバイザーの採用・求人情報を紹介

東京でM&A会社に転職するためには、業界内の企業データや求人情報を集めて、東京で転職者を募集しているM&A仲介企業の情報を掴んでおく必要があります。当記事では、東京で転職者募集中のM&A仲介企業、転職・求人情報を紹介します。

M&Aとは

従来のM&Aは、外資系投資銀行や投資ファンドなど一部のエリートのみが関わるイメージが強かったですが、近年は規模の小さなM&Aが増えていてそのイメージも払拭されつつあります。
M&Aという言葉を耳にする機会も多くなり、業界で働くことを希望する転職者も増えています。この章では、M&Aの意味や業界推移、転職市場動向を解説します。

M&Aの意味

M&Aは「Mergers & Acquisitions」の略称で、日本語訳で「合併と買収」を意味します。合併は複数の法人格を1つの統合することをいい、買収はある企業がほかの企業を傘下に加えることをいいます。
M&A実務で用いる手法は色々とありますが、株式の移動が伴うものであれば資本関係に変化が生じ、企業の経営権に大きな影響を与えます。
M&Aは企業にとって重大な経営戦略なので、M&A交渉を円滑に進めるために第三者による仲介を受けるのが一般的であり、その仲介役を担うのがM&A業界です。

M&A業界の推移

従来のM&Aは活用範囲が限定的でしたが、近年は後継者不足の影響で中小企業の事業承継問題が深刻化しており、M&Aで課題解決を図るケースも増えてきています。
中小規模のM&Aが急増したことで、M&A業界の市場は急成長しています。国内のM&A成約件数は2012年から右肩上がりを続けており、2019年には4,088件(レコフデータ調べ)を記録しています。
今後は、ITスタートアップのM&Aや海外進出を目的としたM&Aもさらに増えるとみられています。業界全体が成長傾向にあるため、多くのプレーヤーがM&A業界に参入しつつあります。

M&A業界の転職市場動向

M&A業界の市場が成長していることで、業界への転職を目指す人も増えています。転職理由は年収・キャリアアップや、仕事にやりがいが欲しいなど、さまざまなものがみられます。
M&A仲介企業側も優秀な人材を欲しています。M&A成約率は決して高くなく破断で終わるケースも少なくないので、リスク分散のためには複数の案件を同時進行しなければならず、多くの人材が必要になります。
こうした企業とM&A人材をマッチングさせる、M&A業界特化の転職エージェントも登場しています。転職難易度が高いとされるM&A業界ですが、転職市場は活性化しています。

東京のM&A企業|採用情報

東京でM&A企業に転職するなら、企業や採用情報を収集しておく必要があります。この章では、東京のM&A企業や採用情報を解説します。

採用情報

東京のM&A企業探しは、いくつかの採用情報に注目すると効果的に行うことができます。特に重要なポイントは、以下の3点です。

年収


採用情報では目安の年収が記載されています。M&A業界は高年収でも知られており、大手以外のM&A企業でも平均年収が1000万円を超えることは珍しくありません。
注意点としては、平均年収はインセンティブが含まれていることです。M&A企業の給与体系は「基本給与+インセンティブ」が多いので、成果を出すことができなければ平均年収を大きく下回る結果になることもあり得ます。

過去の採用実績/事例


過去の採用実績・事例をチェックすることで、M&A企業が求める人物像を知ることができます。採用に積極的なM&A企業は、自社の採用ページに若手社員のインタビューなどを掲載しており、前職のポジションや転職時の能力・スキルなどをチェックすることもできます。

求人案件数

求人案件数が多いM&A企業は積極的に採用していることが分かります。多くの人材を欲しているということになるので、内定をもらえる可能性も高くなります。
逆に求人案件数が少ない場合、特定の部署の人員が足りていないことが分かります。該当の能力・スキルを持ち合わせている場合は積極的に応募してみるとよいでしょう。

東京で転職者募集中のM&A仲介企業

ここでは、東京で転職者を募集しているM&A仲介企業を紹介します。精力的に募集しているM&A仲介企業は以下の4社です。

M&A総合研究所

M&A総合研究所は、中堅・中小規模のM&A仲介を得意とするM&A仲介企業です。2018年に設立されたばかりの新鋭企業ですが、高インセンティブ率やSO(ストックオプション)などの好待遇で転職希望者が殺到しています。
社員の平均年齢は32歳とエネルギッシュな職場となっており、上司にも進言しやすい環境が構築されています。風通しがよく各社員が思い通りに働けるため、努力が成果に結びつきやすい特徴があります。
代表が大手企業のITエンジニアを務めていたこともあり、IT企業のM&AやPMI設計のための独自のIT研修などが充実しています。最先端のIT知識を身に着けられるため、自身のスキルアップを目指す場所としても最適です。

日本M&Aセンター

日本M&Aセンターは、中堅・中小企業を対象に仲介サポートを行っているM&A仲介企業です。求人に積極的な姿勢を示しており、自社ページの採用情報が充実している特徴があります。
社内制度が充実しており、入社後に資格取得補助制度などがあります。税理士・中小企業診断士・簿記など、M&A業務に役立つ資格は一部補助を受けることができます。
日本M&Aセンターでは入社後、1ヵ月の研修期間があります。各分野の研修担当者からの指導が入るため、未経験からの転職者も順当にM&Aスキルを身につけることができます。

M&Aキャピタルパートナーズ

M&Aキャピタルパートナーズは、中小企業のM&A仲介業務を中心に手掛ける大手M&A仲介企業です。経験者・未経験者別に採用ページを用意しており、求める人物像などが明示されています。
経営理念ではクライアントへの最大貢献を掲げています。業界最高峰のプロフェッショナル集団としての質の高いサポートを提供して、利益の実現に取り組んでいます。
なお、新卒採用は行っておらず、中途採用限定という特徴があります。M&Aキャピタルパートナーズに入社するためには、社会経験を積んだうえで転職を目指す形になります。

ストライク

ストライクは、公認会計士が主体となって設立されたM&A仲介企業です。採用ページでは社員の声やインタビュー記事が充実しています。
入社後は先輩に指導を受けながら業務を行う形式です。徐々に経験を積んでいき、最終的には自分が案件の責任者となり、全体的なサポートを担います。

business background of businessman having handshake

東京のM&A企業|転職・求人情報

東京のM&A企業への転職を成功させるためには、企業情報をしっかり把握しておかなければなりません。この章では、東京のM&A企業の転職・求人情報を紹介します。

M&A総合研究所の転職・求人情報

M&A総合研究所は、中堅・中小規模のM&A案件を中心に扱っているM&A仲介企業です。ここでは、M&A総合研究所が自社ページで公開している転職・求人情報を紹介します。

仕事内容・職務内容

M&A総合研究所の入社後の仕事内容は、受託・マッチング・クロージングの3つです。チームマネージャーの指導を受けながら経験を積み、最終的には一人で業務推進できるようになります。
また、M&A業務上で必要となる会計・税務・バリュエーション(企業価値評価)などの知識については、社内の専門家に相談・質問できる環境にあります。

応募条件・求める人物像

M&A総合研究所の募集職種はM&Aアドバイザーです。メイン顧客である中小企業の経営者と直接関わることになるため、人生の後輩として可愛がられるパーソナリティーが求められます。
また、熱意・バイタリティーも重視されます。M&A業務を進行するうえでは予期できないトラブルに遭遇することあるため、最後までやり遂げるメンタルが求められます。

給与・想定年収

M&A総合研究所の基本給は400~1200万円(前職考慮)です。さらに成果に応じたインセンティブが付与されます。

【M&A総合研究所の想定年収例】
・27歳入社1年目・・・420万円(基本給)+480万円円(インセンティブ)=900万円(年収)
・30歳入社2年目・・・800万円(基本給)+1460万円(インセンティブ)=2260万円(年収)
・34歳入社3年目・・・1200万円(基本給)+2440万円(インセンティブ)=3640万円(年収)

学歴・経歴

M&A総合研究所の募集要項では学歴は指定されていません。大学卒業以上であれば十分に募集要項を満たしていると考えられます。
経歴に関しては、年収欄で前職考慮と明記されています。M&A経験者や金融機関出身者は、採用基準や年収で優遇措置が期待できます。

企業データ

会社名株式会社M&A総合研究所
従業員数36名
連絡先0120-401-970
仲介サービスの強み・業界最安水準のM&A仲介手数料   ・独自のAIシステムによる高精度のマッチング
応募フォームhttps://recruits.masouken.com/entry

日本M&Aセンターの転職・求人情報

日本M&Aセンターは、中小企業のM&A・事業承継を中心に手掛けている大手M&A仲介企業です。ここでは、日本M&Aセンターが自社ページで公開している転職・求人情報を紹介します。

仕事内容・職務内容

日本M&Aセンターでは、新卒採用でM&Aコンサルタントを募集しています。仕事内容は情報開拓・相談受付・提案・マッチングなど、M&A仲介の一連業務です。
中途採用は、M&Aアドバイザーやコンシェルジュ、WEBエンジニアなど、M&A以外の分野も募集しています。
職種によって仕事内容は異なるので、自身の能力・スキルに見合う職種を選択することが求められます。

応募条件・求める人物像

日本M&Aセンターが推進するM&Aは、「企業の問題解決のソリューション」です。最終的に社員に求める人物像は、M&Aの高度な専門性とビジネスパーソンとしての総合能力を持ち合わせた人材です。
スキルは入社後に養うことができるため、入社時点においては潜在的な能力と高い意欲が求められます。

給与・想定年収

日本M&Aセンターの新卒の基本給は大学院卒29万円(月給)、大学卒28万円(月給)です。中途採用については応相談とされています。

【日本M&Aセンターの想定年収】
・新卒(大学院卒)・・・348万円
・新卒(大学卒)・・・336万円
・中途(M&Aコンサルタント)・・・500~1200万円

学歴・経歴

日本M&Aセンターでは大学卒以上を募集しています。採用実績では東京大学や京都大学の出身者が多いです。
日本M&Aセンターでは、M&A業界未経験者も積極的に採用しています。学歴さえ満たしていれば職務経歴はあまり重視されないようです。

企業データ

会社名株式会社日本M&Aセンター
従業員数641名
連絡先03-5220-5454
仲介サービスの強み・圧倒的な成約実績   ・クロスボーダーやPMI支援が充実
応募フォーム新卒:https://nihon-ma.snar.jp/index.aspx   中途:https://hrmos.co/pages/nihon-ma/jobs

M&Aキャピタルパートナーズの転職・求人情報

M&Aキャピタルパートナーズは、事業承継の手段として中小企業を対象にM&Aサポートを提供しているM&A仲介企業です。ここでは、M&Aキャピタルパートナーズが自社ページで公開している転職・求人情報を紹介します。

仕事内容・職務内容

M&Aキャピタルパートナーズでは、M&Aコンサルタントを募集しています。仕事内容はM&A手法の策定・考案やイグジットの考案・オペレーションです。
経験者・未経験者を別途に募集していますが、どちらの場合も入社後しばらくは同じ仕事を担当します。

応募条件・求める人物像

M&Aキャピタルパートナーズでは新卒採用を行っていません。求める人物像は、「世界最高峰の投資銀行をともに目指せる方」となっています。
【M&Aキャピタルパートナーズの応募条件(経験者)】
・M&A業務経験者
・M&A案件のソーシング及びエグゼキューション等の実務経験者

【M&Aキャピタルパートナーズの応募条件(未経験者)】
・大学卒業以上
・金融業界での営業経験2年以上かつ営業実績が顕著
・大手企業で若手トップクラスの成績者

給与・想定年収

M&Aキャピタルパートナーズの給与体系は、固定給+インセンティブ+業績連動賞与(年2回)です。固定給は前職の給与・実績を考慮したうえで決定されます。
具体的な数字は明記されていませんが、M&Aキャピタルパートナーズの平均年収は2000万円を超えています。もちろん成果ありきの数字ですが、想定年収についても相応の額が期待できるでしょう。

学歴・経歴

学歴については、M&Aキャピタルパートナーズの応募条件では大学卒業以上となっており、在籍メンバーは高学歴大学の出身者が多くなっています。
なお、M&A業界未経験の場合は、金融業界での営業経験を重視しています。そもそも金融業界は高偏差値の大学出身者でなければ難しいため、求められる学歴も高くなると考えられます。

企業データ

会社名M&Aキャピタルパートナーズ株式会社
従業員数199名(連結)   122名(単体)
連絡先03-6880-3800
仲介サービスの強み・着手金無料の報酬体系   ・幅広い分野における成約実績
採用ページ経験者:https://www.ma-cp.com/recruit/recruting_01/   未経験者:https://www.ma-cp.com/recruit/recruting_02/

ストライクの転職・求人情報

ストライクは国内初のM&Aプラットフォームを導入したM&A仲介企業です。ここでは、ストライクが自社ページで公開している転職・求人情報を紹介します。

仕事内容・職務内容

ストライクが募集している職種はM&Aコンサルタント(営業)です。M&A対象企業の選定・提案・条件交渉や企業評価の実施・対象企業の分析などが業務範囲になります。
業務範囲は多岐に渡りますが、入社直後は先輩のサポートにつく形となっているので、業界未経験者でも徐々に経験を積むことができます。

応募条件・求める人物像

ストライクが求める人物像は、営業力や交渉力に加え、人生経験の多い経営者から信頼される人間力です。
応募条件については、過去の求人で公認会計士・税理士の有資格者や金融機関での就業経験者などを条件として提示していました。採用ページでは明記されていませんが、上記に該当する場合は、優遇される可能性が高いでしょう。

給与・想定年収

ストライクの給与は400~800万円(前職考慮)+インセンティブです。インセンティブには上限が設けられていないため、成果を出すほど年収は高くなります。

【ストライクの想定年収】
・入社1年目・・・400万円(基本給)+420万円円(インセンティブ)=820万円(年収)
・入社2年目・・・700万円(基本給)+1160万円(インセンティブ)=1860万円(年収)
・入社3年目・・・1100万円(基本給)+1820万円(インセンティブ)=2920万円(年収)

学歴・経歴

ストライクは、大学卒あるいは大学院卒を募集しています。実績を重視する傾向にありますが、競争倍率も高いため相応の学歴は必要になるでしょう。
職務経歴については、公認会計士・税理士の有資格者や会計事務所・税理士事務所向けの営業経験者が優遇されています。

企業データ

会社名株式会社ストライク
従業員数140名
連絡先03-6865-7799
仲介サービスの強み・M&Aプラットフォーム「M&A市場SMART」を運営   ・会計・法務の専門家としての客観性
採用ページhttps://www.strike.co.jp/recruitment/recruit.html

 東京でM&A業界への転職を成功させるには

東京のM&A業界への転職はM&A企業の応募フォームから直接エントリーする方法もありますが、万全の体制で臨むなら、転職エージェントやサイトを経由したほうが成功確率が高まります。

 M&A業界特化の転職エージェントに依頼する

転職エージェントでは、企業情報の提供や面談対策などのサポートを受けることができます。適性のある企業をみつけやすくなるので、転職が成功する確率も高まります。
M&A業界に特化している転職エージェントであれば、業界の内情を把握しているため、リアルな情報提供を受けることができます。ここでは、東京でM&A業界への転職でおすすめのエージェントを3社紹介します。

【M&A業界特化のおすすめ転職エージェント】
1.ソーシング・ブラザーズ
2.エルキャリ
3.ムービンストラテジックキャリア

おすすめのエージェント:①ソーシング・ブラザーズ

ソーシング・ブラザーズは、M&A業界に特化した転職エージェントです。代表はM&Aキャピタルパートナーズ出身者で、建設・医療などの分野で多くの成約実績を残しています。
元M&Aコンサルタントという強みから、業界各社の特徴や実情を知り尽くしており、圧倒的な情報量の事前提供を行い、入社後のミスマッチを極限まで抑えています。
また、精度の高い適性診断サービスも提供しています。適性が高いと判断された場合は、面接確約の書類パスなどの特別選考フローを受けられます。
ソーシング・ブラザーズ株式会社 | M&A業界への転職コンサルディングNo.1

おすすめのエージェント:②エルキャリ

エルキャリは、士業・金融・コンサル等の分野を扱う転職エージェントです。M&A業界の転職も扱っており、多数の求人情報が掲載されています。
公認会計士・税理士向けの個別転職相談会・セミナーを開催しています。M&A業界への転職でキャリアプランの相談なども行えます。

おすすめのエージェント:③ムービンストラテジックキャリア

ムービンストラテジックキャリアは、M&A・金融に特化した転職エージェントです。構成メンバーは大手金融機関出身者が大半となっており、高い専門性によるサポートを受けることができます。
また、転職サポートだけではなく入社後のキャリアプランに関しても相談することができます。充実したサポートによって長期的な視点に立って転職の計画を立てられます。

転職サイトに登録する

転職エージェント以外に転職サイトに登録する方法も有効です。東京のM&A仲介企業は沢山あるので、転職サイトを活用すると情報収集にかける時間を大幅に短縮できます。
なお、転職サイトは面談対策などのサポートは行っていません。サポート範囲は情報提供やマッチングに留まっているので、転職活動自体は自力で行う必要があります。

リファラル採用を狙う

リファラル採用(元同僚や友人・知人からの紹介)で転職する方法もあります。面接オールパスは滅多にありませんが、書類選考はパスできることが多いです。
M&A業界で浸透しつつある採用方法なので、M&A仲介企業に知り合いがいる場合はリファラル採用の有無について確認してみるとよいでしょう。

東京のM&A業界への転職まとめ

本記事では、東京のM&A仲介企業の転職・求人情報を紹介しました。M&A仲介企業は求める人物像がそれぞれ異なるため、事前に徹底調査しておくことが重要です。
M&A業界特化の転職エージェントを活用すると、業界や各企業の情報をリアルタイムに入手することができます。具体的な対策を立てやすくなるので、M&A業界への転職の際は依頼することをおすすめします。

東京で転職者募集中のM&A仲介企業
・M&A総合研究所
・日本M&Aセンター
・M&Aキャピタルパートナーズ
・ストライク

【東京でM&A業界への転職を成功させるポイント】
・M&A業界特化の転職エージェントに依頼する
・転職サイトに登録する
・リファラル採用を狙う

【おすすめの転職エージェント】
・ソーシング・ブラザーズ
・エルキャリ
・ムービンストラテジックキャリア

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